原因としては、根管治療不可能・根管治療が不完全・歯に穴が開いているなど。
根っこに膿

日付、時間:11/14 WED 01:40   氏名:K  
所在都道府県:兵庫   職 業:その他   年 齢:28歳      性別: female  

質問:
 昔、余所で治療した右の第1大臼歯、レントゲンをとってみると奥まで薬がつまってお らず、根っこに膿があるということで、銀色のかぶせていたものを取って現在治療中です。
 2〜3度掃除していただいて、現在二また根っこのうち、薬がきちんとつまっていた方は 痛みもないのですが、膿があったほうに器具を入れると、二またに分かれたあたりで痛みが 走ります。先生が仰るには、神経等は取り除いたがそのあたりに虫歯があるのかもしれない とのことで、現在薬を入れて様子見です(歩くと響きます。でも薬を入れてからは最初より マシにまりました)。このまま薬で痛みが収まり快方に向かうなら埋めてしまい、いずれ悪 化したときに歯の半分(悪い方の根っこ)を取り除き、良い方は残して、ブリッジをかける 方法にしましょう…という説明を受けました。
 そこで他の先生にもお聞きしてみたいのですが、現在の痛みのある状態のまま埋めてかぶ せてしまっても大丈夫なのでしょうか。これは収まるものなのでしょうか。
そして、その歯が使えるのはどれくらいなのでしょう(人にもよるかと思いますが…)。 また、今回の痛みの他の原因・治療の可能性などありますでしょうか。
今まで行っていた歯医者とは違って丁寧に状態を説明してくださるので、その分自分のおか れている状況が分かって怖がってる状態です。

あと、左親不知の根本にも膿の影があるようで、こちらは抜いた方が…とすすめられました。 痛みを覚えてからの抜歯でも、問題はないでしょうか。

感想:
たまたま歯の治療などを探していて辿り着きました。大変興味深く拝見させていただきました。

回答  歯根破折や穿孔がなく、完璧な根管内の清掃と根管充填が行われたとするならば、将来根尖 病巣も治癒する可能性があります。実際問題、この完璧な操作というのが難しく、治療不可能 なケースもある反面、担当される先生の技術と熱意によっても予後は大きく左右されます。
 現在の痛みの原因が何か?治療の完成度は?など不確定要素が多すぎて将来を予測すること は不可能です。実際に担当されている歯科医ですら分からないと同時に、抜歯 (ヘミセクション)を念頭においていらっしゃるようですので、見込 みは決して明るいものではないように思います。原因が排除された確信があれば、そのような 説明(今は治療のための痛みで将来は回復する…とか)があると思います。
 今以上の治療が不可能(人によって技術はまちまち)と判断された段階で、少々痛みは残る が使えるところまで使うという選択はやむを得ない場合が多いようです。可能性の話をすれば、 被せたけどすぐに痛みが出て即刻ヘミセクション〜10年以上まで考えられます。また、痛みの 原因としては、根管治療不可能・根管治療が不完全・歯に穴が開いているなどが考えられます。

 親知らずに関しては、周囲の状況にもよりますが“痛みがでてから…周囲の歯を巻き添えに して…炎症のため麻酔が効かない”ような状況で抜歯するよりは、専門家のアドバイス通り 早めに抜歯すべきではないでしょうか。


根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣 根尖病巣