日付、時間:2001年12月12日 23:54
氏名:ひで
所在都道府県:兵庫
職 業:自由業
年 齢:25歳
性別: male
質問:
はじめまして。
左下6番大臼歯の知覚過敏に悩んでいます。
8年前に虫歯で詰めたインレーが外れたので歯医者さんに診てもらったところ、外れた部分
が深い2次カリエスになっていたため、麻酔をして神経ぎりぎりまで削ってもらいました。
2ヶ月前に仮詰めをして様子を見ていたのですが、痛みはなく軽い知覚過敏だけだったので、
1ヶ月前に銀のインレーをかぶせてとりあえず治療は終了しました。ところがインレーをかぶ
せてからというもの、冷たい飲み物を飲んだ時だけひどい知覚過敏です。しみるというより
ズキーンと痛いといった感じです。でもその痛みも一過性のものですぐに消えます。ご飯を
食べたりするぶんには痛みは全くありません。
歯医者はもう少し様子を見ましょうとのことですが、これほど知覚過敏が進行しているとい
うことはやはり歯髄炎を起こしているのでしょうか??
歯髄が炎症を起こすと、夜も寝られないくらい痛いと聞きますが・・・
今のところ痛みはありません。
詰め物の材料を変えるなどして、症状を改善することは可能なんでしょうか??
真剣に悩んでいます。
“知覚過敏=歯髄炎”で炎症の程度はおおむね症状に比例します。“夜も寝られないくらい
痛い”というのは歯髄炎末期で、現状は中程度の歯髄炎という状況です。
“神経を取りたくない”というのは、患者さんも歯科医も共通した願いですので、知覚過敏に対
して抜髄を決断するのはどうしても慎重になってしまいます。経験的にもご質問の症状で治癒す
る確率は50%程度ですからどうしても「もう少し様子を見ましょう」ということになってしまい
ます。
歯髄の鎮静を計るために、消炎鎮痛剤の内服や咬合調整による負担軽減を試みるのがせいぜい
というところでしょう。材質の違いについては、かつてのレジン(白い詰め物)であれば金属の
インレーに換えることにより改善の可能性もありますが、その逆は考えにくいと思います。