日付、時間:2002年1月9日 17:57
氏名:羽切 徳行
所在都道府県:東京
職 業:自由業
年 齢:38歳
性別: male
質問:
今、歯医者から帰ってきたところです。あまりの痛さに、気分が悪くなり、途中で治療をやめ
ました。
治療内容は、以前8年前ぐらいに虫歯になり、神経もとった右一番奥の歯の根元に小さい病巣が
あるとのことで、その歯の銀のかぶせを取って歯の中から治療するというものですが、最後まで
銀のかぶせを取ることができませんでした。
今週日曜日に、その歯が痛み、とくに食事のときに、かみあわさると激痛がし、歯を押しただ
けで痛い状態で、日曜日は市販の鎮痛剤で痛みをおさえました。そして、月曜日に歯医者にいき
ました。月曜日には、かみあわせの調整(上の歯とぶつからないように)と、毎食後と就寝前に
飲む抗生物質と鎮痛剤をもらいました。抗生物質のせいか、あごははれていますが、痛みはまだ
完全にとれてはいません。
それで本日の治療になったわけですが、この手の治療は初めてということもあり、これほど、
痛いものなのでしょうか?
痛いものとして、治療を続けなければならないのでしょうか?
また、麻酔は使わないのでしょうか?
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。
“腫れ物に触る”という言葉通り、炎症の激しいときには何をしても痛いものです。同業者
の立場からすれば「評判を落とす最悪の患者さんですね。せめて説明でフォローしましょう」
という状況です。
担当医の本当の実力は推測できません。適切な治療であったかどうかも不明です。しかし、
炎症の激しい状況では誰が何をしても激しい痛みは避けがたいものがあります。ただし、その
治療が適切であったならば、数日のちのは炎症が治まって痛みも遠のくはずです。評価はそれ
からということになりますね。
ちなみに麻酔を使わなかった件については疑問が残ります。原因の除去こそが医学の原点です
ので、原因をできるだけ完璧に除去するためにはちょっと痛い麻酔を行ってでも原因を除去する
のが本来の医療だと思います。麻酔もしないで本当に原因をちゃんと除去できたかどうか。
麻酔さえすれば良いというものではありません。問題は、原因を把握して麻酔の有無に関わらず
原因を除去したかどうかということです。答えは数日後に明らかになるでしょう。