日付、時間:2002年1月15日 20:10
氏名:M・K
所在都道府県:神奈川
職 業:主婦
年 齢:37歳
性別: female
質問:
昨年の9月に左側の下、第1大臼歯の銀の詰め物が取れたので歯科へ行きました。
銀の詰め物はかなり以前にしたものです。以前から、時々、この歯が痛むような感じが
ありましたが、さほど強い痛みではなく、又、すぐに直ってしまうのであまり気にかけ
ていませんでした。
治療にあたっては歯科の先生から「神経ぎりぎりのところまで虫歯がすすんでいる。微妙
なところですが、神経の処置をしますか?」と聞かれました。いっそ、きちんと処置をした
方がよいと考え、神経の処置をお願し、それ以降、すでに5ヶ月(週1回の通院ですが)経
ちましたが、まだ、歯ブラシでこすったり、ものを噛んだりすると痛みがあります。抜歯し
ないで済むのなら、と、辛抱強く通院をしていますが、症状がよくなる気配がありません。
毎回、根っこの治療の為、消毒の薬等をつめて頂いているようです。
この様なケースは多いのでしょうか?
このまま、何ヶ月も通院した方がよいのか教えて下さい。
感想:
歯に関する疑問がある時、必ずこちらで勉強させて頂いております。
“以前から、時々、この歯が痛むような感じがあり”ということですので、その時点から
すでに歯髄炎であったということです。ムシ歯が深くても痛みのない時点ですと歯髄保存の
見込みはありますが、すでに歯髄炎を起こしてしまった状態での歯髄保存は望み薄です。
その意味では、抜髄を決断されたこと事態正しい選択だったようです。問題は技術的なこと
を含めて、何か月も見込みのない?治療を続けていることです。
歯根の弯曲が著しく残存歯髄を完全に取りきれないという解剖学的な問題に起因する場合
もあり、完全な治癒が望めないケースもあります。しかし、その多くが残存歯髄を完全に取
ってないという技術的な問題に起因します。
歯髄をのこしたままいくら消毒を繰り返しても治癒は望めません。また、今の担当医に残
存歯髄の除去を訴えてもおそらく技術的に不可能でしょう。確実な根管治療を施してくれる
歯科医を探して転院する必要がありますね。