3年も放置しておくと抜髄の対象になる可能性が非常に高くなります。
痛みのない虫歯

日付、時間:2002年2月12日 20:21   氏名:   
所在都道府県:大阪   職 業:その他   年 齢:33歳      性別: female  

質問:
 こんにちわ。以前から歯槽膿漏で悩んでいたのですが、歯周病外科の一覧表を見て、思い 切って大阪のS歯科医院へ行ってきました。家からは遠いので、一時間半かかります。
 最初に歯石をとってもらったり、歯科衛生士さんに歯磨きの指導をしていただいたり、 フッ素の塗布などで3回程通った後、虫歯の治療をしたのですが、削った後につめものをし た仮歯のところが、硬いものを噛んだときや何処か側面にあたったとき、キーンとした痛み がするので物をかめず、困っています。
 治療した歯は右側の上、4,5の間で、3年程前から近所の歯医者さんで治すように 言われていましたが、痛んだりしなかったので治療しないでおいていたものです。鏡で見る と、少し黒くなっているのが分かるくらいの小さなものです(レントゲンにも写っていない と言われました)。  削っている途中に、ジクジクした痛みがありましたが、先生に言いそびれてしま いました。痛みのない虫歯が治療した事で痛くなったとしたら、どのような原因が考えられ ますか。また一週間後に行くことになっていますが、とても不安です。

回答  加齢と伴に歯質は石灰化しますので、子供のムシ歯と違って進行速度が遅くなっています。 子供ですとムシ歯の指摘を受けて半年も放置しておくと抜髄の対象になる程に進行してしま います。しかし、いくらムシ歯の進行速度が落ちたとはいえ、指摘を受けて3年も放置して おくと抜髄の対象になる可能性が非常に高くなります。
 歯を削るに当たって、歯髄との距離に関係なく痛みを感じることがあります。麻酔が効き にくいとかちょっと触っただけで痛むというのは、歯髄との距離よりむしろ歯髄の炎症程度 に比例します。「治療前には痛くなく・削っている途中に、ジクジクした痛みがある」とい う程度の歯髄炎であったといえます。歯髄鎮静の薬剤塗布や消炎鎮痛剤の内服、修復物装着 による刺激遮断によって回復の見込みのある程度の歯髄炎だと思います。勿論そのまま痛み が治まらず抜髄に至る可能性っもあります。

 まぁその状態で治療した歯医者は貧乏くじですね。私を含めて全ての歯医者に日常あるト ラブルです。大切なことは「こんなトラブルもあるから治療を止めよう」ではなく、二度と 同じ過ちを繰り返さないよう早めに治療が受けられるようメインテナンスを行うことです。
 原因ですか? そのまま放置しておけば1か月後には滲みだして更に1か月後には“夜も 寝れない”程の痛みを発症する直前のムシ歯だったということです。


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