周囲の歯や奥歯をしっかりメインテナンスを行って歯牙喪失を防ぐこと。
一部欠損した歯

日付、時間:2002年2月12日 22:41   氏名: S.T.   
所在都道府県:埼玉   職 業:会社員   年 齢:25歳      性別: male  

質問:
 はじめまして。ひび及び一部欠損した歯についての質問です。

上の歯の二本(中切歯)を数年前、事故で一本は途中から欠損、もう一本は折れはしませんでし たが、ひびが入ってしまいました。そして当時、この二本は残念ながら神経を取る処置をしまし た。欠損した歯は欠損部をレジンで修復し、ひびがはいった歯はそのまま様子見となりました。 そこで、この途中から折れてしまった歯とひびが入ってしまった歯なのですが、メタルボンドの ようなものにするか?、それとも使えるところまで(折れてしまうまで?)使うか?で、迷っ ています。
実は、事故当時に通っていた先生は使える所まで使いましょう、ということでしたが、別の先生 (引越しをしたので)は早く被せたほうが長持ちする(折れてからや変色してからでは遅い)と 言います。歯にとってはどちらが良いものなのか??、と迷っています(先生お二人の意見が正 反対なので)。
被せるということは歯を削ってしまうことなので、ちょっと考えてしまいます。 それに素人考えかもしれませんが、折れてから被せても遅くないのでは??とも考えてしまいま す。それにひびが入ってしまった歯は神経は取ってしまいましたが虫歯でもなんでもない歯で す。欠損してしまった歯は、いつかはメタルボンドのようなさし歯になるのだろうな、と覚悟は しておりますが...

どちらが、歯にとって良い(長持ちする)のでしょうか??
それと逆に、この歯を折れにくくするための強化保護する方法というものはあるのでしょうか??
先生のご意見を伺えたら幸いです。よろしくお願い致します。

感想:
 自分の興味あるところしかまだ見ておりませんが、すごい情報豊富なホームページだと思い ます。いろいろと歯の勉強にもなると思いますので、少しづつ見ていこうと思っています。 今後もがんばってください。

回答  私も最初の先生と同じ意見です。
今作ったさし歯と、何年か後に作ったさし歯のどちらが長持ちするかと言えば当然の如く条件 の良い今のさし歯の方が長持ちするでしょう。一方で、歯は往々にしてさし歯にした時点から 急激に不可逆的な破滅の道を歩むと言っても過言ではありません。
 そうは言っても完全に折れてしまったとか、変色が著しく審美的にも限界が来た段階では さし歯は有力な選択肢になります。

 例えば、今作ったさし歯が20年保つとします。今のまま5年(上手くいけば10年でも20年 でも)使ってさし歯にしてから18年保つとすれば23年使えることになります。それとさし歯 にすれば歯周疾患の進行も助長しますのでさし歯にする時期は遅いほど良いと思われます。

   直接歯を折れにくくするための強化保護する方法というものはありません。しかし間接的には 今何もない周囲の歯や奥歯をしっかりメインテナンスを行って歯牙喪失を防ぐことにより、事故 歯への負担を軽減することが最も有効な保護手段だと思います。

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