日付、時間:2002年2月13日 22:32
氏名: Y.K
所在都道府県:北海道
職 業:主婦
年 齢:32歳
性別: female
質問:
初めまして。私は小さい頃から歯医者とは縁が切れないくらいよく通ってました。
ほとんどの歯が治療済です。
質問ですが、左上の四番の裏側の歯茎がはれて、なかなか治らなかったので歯医者に行き
ました。レントゲンで見てみると根の成長が途中で止まっているらしく(その歯も治療して
います)、そこにばい菌がたまり膿んでいるそうです。そのままにしても、また同じような
症状が起こるので、その歯は抜歯してブリッジを入れたほうが良いとのことです。
歯を抜歯するという宣告が突然の出来事でその場では、次回抜く事にしたのですが・・
ブリッジにすると、隣の歯も早くに弱くなり、だめになるのではと思い、本当に抜いてしま
って良いのかと考えてしまいます。その後、どんどん他の歯も悪くなり、ほとんどの歯がブ
リッジや入歯の状態になるのではと心配です。
知り合いに歯茎が膿んで化膿して入院したことがある人がいて、自分もそうなる前に抜い
てブリッジにした方が良いのかと悩んでいます。やはり、先生でも抜歯を薦めますか?
よろしくお願いします。
感想:
とても、為になるホームページです。こんな歯医者さんに通いたいなぁ。と思ってます。
“ブリッジにすると、隣の歯も早くに弱くなり、だめになる”のは事実でしょう。
4番の完全回復が一番理想ではありますが、多少の腫れや違和感程度なら我慢して使えるところ
まで使うのも有力な選択肢だと思います。
問題はその腫れの原因が何であって、本当に治療が不可能なのかどうか。また不完全な回復し
か見込めないとしてもその程度や頻度がどの程度かということです。まずは根管治療と歯牙保存
に熱心な先生を探して相談して下さい。
“小さい頃から歯医者とは縁が切れないくらい”ではということですが、一層のこと縁を切ら
ずにズート通いつづけてメインテナンス(歯石除去や細かいムシ歯のチェック)されることを
お勧めいたします。悪くなって歯医者に行って抜髄→クラウン。更には根尖病巣→抜歯→ブリッ
ジでは将来が思いやられます。ましてや歯周疾患が進行して動揺が起こりだすとブリッジはすぐ
に片側脱離を起こして頼りになる大切な歯を失う結果となります。
今問題の4番保存も大切ですが、それより過去の失敗を教訓に、今何もないと思って歯を
生涯保存するための努力を優先して頂きたいと思います。