若年性歯周疾患というのは、全身的な要因が根底にあります。
若年性歯周病

日付、時間:2002年4月23日 9:59   氏名:   前田  
所在都道府県: 福島   職 業: 会社員   年 齢: 24歳      性別: female  

質問:
度々の質問で、申し訳ございません。
私は、若年性歯周病と診断されてからの2〜3年、大学病院の歯科で月に最低二度の診察を受 けています。しかしそれでも、時々歯茎が腫れたり膿が出たりするので、その都度、消毒・ペ リオ・麻酔をしての歯石取り・・・等の処置をして頂いています。そのお陰か、数ヶ月に一度 のレントゲンによる歯槽骨の状態確認では、担当医がはっきりと確認できるような骨の吸収は ないそうです。

そこでですが、歯槽膿漏(若年性歯周病)での処置・メンテナンスではどの程度の状態であれ ば、上出来というか満足できる範囲なのでしょうか?
先生は歯茎が腫れると「何故だろう?」と頭を抱えておられます。 やはり、そこまで診て頂いても腫れたりするという事は、まだまだ不備があるのでしょうか? それとも、私だけなかなか良い結果が得られてないのでしょうか?
それとも逆に、その程度の症状は『若年性歯周病』及び『重度の歯槽膿漏』と診断された者に とっては、仕方のない許容範囲の症状なのでしょうか? 

終わりのない病気だとは分かっていますが、それなりに満足できる状態を教えて頂けませんで しょうか。曖昧な質問で申し訳ございませんが、何卒宜しくお願い致します。

感想:
 歯周疾患の事に限らず、全てのものを読ませて頂いています。
勉強になりますし、何より自分の病気への自覚と責任を持たせてくれるので大変感謝してお ります。時には、終わりなき病院通いに嫌気が差す事もありますが、何せ自分の事ですので、 頑張って続けていきたいと思っています。

回答  “腫れる=炎症の存在”がある限り炎症を引き起こす原因(=異物の存在)があるはず です。歯周疾患の場合は通常、歯石や歯垢などの汚れが原因です。必ずそれに該当する原因 があるはずなのに「ない」というのが頭を抱えるしぐさになります。

 若年性歯周疾患というのは、全身的な要因(免疫抵抗力が低い)が根底にありますので、 通常では考えられない量の汚れでも炎症を起こします。除去した積りでも除去した気になら ないという実態は結構存在します。また、いくら取っても取りきれない位置に残存するケー スもあるようです。ですからなお一層のこと毎回のスケーリングが必要であると同時に、 非常に有効な手段と考えられます。
 幸いにも、2002年4月の保険改正により毎回の歯石除去が保険導入されました。世の中で は、若年性歯周疾患ということで若い頃から悩みながら、結局30歳過ぎには完全な末期状態 というのを聞きますし、事実30歳過ぎに来院されて若年性歯周疾患で末期状態の患者さんを 結構多く見かけます。しかし、20歳頃に若年性歯周疾患だろうなと診断した患者さんを毎月 の歯石除去を実践している患者さんの中に30過ぎに末期状態はおろか、中期に達する患者さ んを一人も知りません。
 多少の出血や違和感はやむを得ない許容範囲として、数か月は勿論、数年単位で歯槽骨 破壊の進行が認められない程度というのが目安です。メイン テナンスの効果を参考に歯石除去に励んで下さい。


返信:2002年4月24日 13:30
 いつも、的を得た的確なご返答本当に有難うございます。
こちらで様々な情報を得て、治療を受けるという事は、大変心強いですし何か変化があった 時には、似たような症状の方の質問&その回答を読む事で一先ず冷静にもなれます。本当に、 この場の存在を有難く、そして頼りにしております。維持されるのも大変でしょうが、頑張 って下さい。本当に有難うございました。

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