日付、時間:2002年5月1日 19:10
氏名: sachi
所在都道府県: 大阪
職 業: 主婦
年 齢: 31歳
性別: female
質問:
神経処置後70日が経過し、未だ痛みがおさまらない歯についてご相談いたします。
歯は右上第1小臼歯(4)で、虫歯は深いものの神経まで到達しておらず元々痛みのなかった
歯でしたがかぶせが欠けておりかぶせなおししてもらって痛みが生じて神経処置にいたった歯
です。
私が治療を受けていた若い女医に1ヶ月以上いじくりまわされましたが悪化する一方で同医
院の院長に担当にかえてもらいました。院長によると消毒、薬を詰める(根貼?)をしてかぶ
せると痛みが生じることから嫌気性の菌によるものだと説明があり、抗生物質を服用し3週間
ほど開放状態で様子をみました。食べる物は噛めないものの激痛はおさまりました。そこで根
管拡大を再度行いました。その時、根管をさわると知覚があり神経が残っているようだといわ
れました。
女医によれば神経はきれいに取り除かれているということでしたが、取り除かれたものが再
度出てくることってあるのでしょうか。根管拡大の2日後に消毒、根貼をすれば、拡大後うず
いて痛みがありましたがおさまりました(抗生物質も服用--1日半)。今までで一番痛みがま
しに感じられました。柔らかいものなら噛めました。しかし6日後(今日のことです)根管清
掃、消毒、根貼をした直後、うずいてきてその日のうちに再訪し、同様の処置をうけました。
これで痛みがおさまればよいのですが..。
先生の根管治療では消毒などは無意味とお考えのようですが、根管拡大後、根管清掃、消毒
などで・uツ砲澆・独・垢襪箸いΔ海箸郎・紐搬腓・袷瓦帽圓錣譴討い覆・辰燭犯獣任気譴泙垢
任任靴腓Δ・1…垢任蘯・蕕覆い茲Δ世氾庄,鮃佑┐討い泙后・・w)また、本歯は根の病巣も
見られます。病巣ができるにいたったのは初期の処置が悪かったのではと不信感を持っていま
す。
私は前述の女医にもう1本神経処置を受けております。その歯は痛みもなく、院長に充填して
もらいました。しかし先生のHPで根管充填の不良さを指摘されていましたが、私は充填後レン
トゲンによる確認はなく、不安になりました。何度もレントゲンを撮ることは体へのダメージが
考えられますが、撮ることは一般的なのでしょうか(病巣を持ったもののみとか)。
レントゲンによる確認はしないのでしょうかという質問を先生に投げかけるのはおかしいこと
なのでしょうか。
もう一つお聞きしたいのは、歯根膜炎は根管の壁に残る神経によっておこるという説明を受け
たのですが、本当ですか。私のケース(短い説明ですが)で根に病巣ができた考えられる理由を
先生の見解でお願いします。
不明瞭な説明で申し訳ございませんが、よろしくお願いします。
初期の治療から抜髄に至った経緯はやむを得ない経緯ですし、抜髄すれば当然の結果だとも
受け取れます。だから今後二度と同じ過ちを繰り返さないようにしましょう(毎月のメインテ
ナンス)という結論を第一に申し上げます。
問題の歯に関しては、やはり何らかの不手際があるものと推測いたします。一旦除去した神経
が再び再生してくることは考えられませんので、当初より“取り残し”に順ずる状況があったも
のと思われます。ただそれが技術上の過失によるものかという件に関しては、“他の歯は大丈夫”
だったことと重ね合わせると、歯の方にもそれなりの悪条件があったものと思われます。
貼薬・投薬に関しては、私の理論では全く?無用と結論付けておりますが、現実の問題として
はそれ程害にもなっていないようです。問題は確実な歯髄除去(有機質除去)に尽きるという
結論です。確実な有機質除去が出来る歯科医ほどトラブル率が少ないといえるでしょう。
“歯根膜炎は根管の壁に残る神経によっておこるという説明”は正しいと思います。だったら、
貼薬や投薬以前に残った神経をもっと徹底的に除去する努力こそが解決の決め手だという認識に
欠けているのではないでしょうか。
レントゲンの撮影に関しては、1歯あたり3〜5枚が許容範囲と考えられています。撮れば良い
というものではなく、撮影の多さよりも治療結果の良さが優先されるものです。不信に見れば
何でも悪く考えられますので、この件は除外された方が宜しいのではないでしょうか。