存在自体が迷惑な根っこはその理由を頭で納得して抜歯する必要があります。
残根に未練

日付、時間:2002年6月26日 17:39     氏名:     
所在都道府県: 兵庫   職 業: 主婦   年 齢: 70歳      性別: female  

質問:
 70歳になる祖母は上下とも入れ歯で自分の歯は下の一本だけなのです(下は数ヶ所根も残って います)。下の入れ歯はその歯にひっかけて固定しています。
最近その歯が物を噛んだりした時に痛むのようなのです。見てみたら残っている歯の周りが少し腫れ ているみたいです。入れ歯もあわなくなったようでしっかりと物を噛めないんです。根を抜く辛さが 分かっているぶん一本の自分の歯と根を抜かずに入れ歯を治してもらえないものかとずっと悩んでい て、歯医者に行けば根を抜くと言われるのじゃないかと怖がって歯医者に行こうともしません。どう なのでしょうか?
孫の私が代理で質問させていただきました。

回答
 ちゃんと根の治療を施し、虫歯に対する備えを施した根っこであれば問題はありませんが、ただ 単なる残根ですと根尖部および周囲の歯肉に炎症を起こして入れ歯装着の妨げとなります。 使える可能性のある根っこですとそれなりに処置して使うべきですし、存在自体が迷惑な根っこは その理由を頭で納得して抜歯する必要があります。存在が有害であることが理解できても抜歯を 拒絶するのは、駄々子と同じですね。

 おそらくここに至るまでの経緯で、歯科治療に対する不信と不安が累積しているせいだと思います。 残っている1本の歯に関しても同様で、残したいという願望を伝えて、本当に存在価値があれば無理 に抜歯はしないと思います。その辺は、きっちり説明してくれる歯科医を見つけて、なるべく早めに 解決した方が良いとは思いますが… 本人の問題ですのでこちらからは何とも申し上げられません。

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