日付、時間:2002年7月10日 11:45
氏名: M.K
所在都道府県: 神奈川
職 業: 会社員
年 齢: 30歳
性別: female
質問:
はじめまして。早速質問なのですが。
はじめそんなに深い虫歯ではない歯(以前治療してかぶせてあった歯)を治療したところな
ぜか歯髄炎になり今抜髄を終え、根管治療をしています。根管治療をはじめて1ヶ月たちま
す。レントゲンをとって根管はきれいになっていると言われました。それで歯根膜炎も(か
なり炎症があると言われました)おこしていたので今根の先の方までその治療のための薬を
いれていますが、いっこうに痛みがとれません。
痛みというのはかまなくてもある一点が強く痛い。噛んでもそこが痛む。あと歯茎もびり
びりすると言う感じです。先生にお話ししたところ薬のせいだと言われましたが、
痛みが弱まる感じがぜんぜんないので不安になっています(その薬を入れて10日経ちます)
。炎症がひどかったとのことですので、痛みがなくなるにはもっと時間がかかるものなので
しょうか。
それとも抜歯しないといけないのでしょうか。
お忙しいところ申し訳ありませんが御回答のほうよろしくお願いします。
あと、その歯が痛いので思わず指で押したくなってしまのですが、押してはいけないものな
のでしょうか。
抜髄後の根管貼薬は、日本中ほとんど歯科医の常識として行われているようです。
“薬のせいだと言われました”という言葉にもあるように、生体組織に対して傷害的に作用する
薬剤(主にホルマリン)を消毒と称して使用すること自体大きな誤りだと思っています。いくら
殺菌作用が強いからといって、傷口にホルマリンを塗ったらどうなるでしょうね。治るものも
治らない…。
貼薬の功罪はともかくとして、抜髄後の痛み(=炎症)の原因はバイ菌と思われているようです
が、私は根管内に取り残した有機質(歯の神経等)が腐敗したものが原因だと思っております。
殺菌よりも取り残した有機質を完全除去することこそが解決の早道です。つまり、より完璧な
根管内の機械的清掃と、そこに二度と腐敗物が貯留しないような完全閉鎖(根管充填)です。
有機質の残存量が少ない場合には、ホルマリン等による薬理効果によって改善の見込みも期待
できますが、数週間以上経過しても改善が見込まれない場合そのまま治療を継続しても改善の見
込みはほとんど期待できません。
痛みのある歯を押すと、痛い反面何とはなく心地良いものですね。決してお勧めできる行為では
ありませんが根本的な解決とは無関係です。それよりも新たな気持ちで、もう一度一から有機質を
取り除いてくれるような歯科医を探して転院した方が解決の早道だと思います。