日付、時間:2002年7月17日 20:51
氏名: aw
所在都道府県: 埼玉
職 業: 主婦
年 齢: 39歳
性別: female
質問:
お忙しいところすいませんが相談したいことがあります。現在新潟から引越ししてきて紹介され
埼玉の歯医者に通院しています。
左上6番のことについてなのですが11月の初診のレントゲンではクラウンが歯肉にまでくいこむよ
うにかこみ過ぎ、はめかたがあまりよくないと言われました。3ヶ月後に耐えられない痛みになり今
年の1月に抜歯となりました。もうブリッジにしなければいけないのですが、原因不明の傷みが続い
ています。
この歯は18年前に痛くなり、初めての土地でわからず近所の歯医者にかけこみクラウンですっぽ
りおおいました。8年ほど前から現在もある痛みが続いています。新潟にいた時なのですが近くの歯
医者に通院しているときに言いましたが、クラウンでかぶっていてレントゲン上では異常がないとい
う事で18年間一度も治療した覚えはありません。
その頃体調も崩していたので、風邪の時のような歯のうくようなかんじかなあと思いながらも、
回復すればよくなるかと思いそのままにしておきました。
抜歯の傷もよくなり抜歯の前のような耐えがたい痛みはなくなりましたが、まだなかのほうで軽
くずきんずきんとするのが続いています。左上5番のあたりだど思うのですが、5番は生きている歯
で虫歯はきれいにとりましたが、6番の根っこが少し残っていると言う事で手術により1週間前には
とりましたがまだ痛みは続き、それが原因ではなかったのかとも思います。
このままの状態ではブリッジにも出来ず、歯周病の関係なのかとも思いますが、よくわかりません。
それともうひとつお聞きしたいのですが、ここではブリッジは保険外のものしか扱っておらず
ず約18万くらいになります。調べてみるとブリッジはもっても7年くらいとは聞きますが、そんな
によいものにしても、定期検診など手入れをしていたとしてもたとえば7年後にやり治しとなった
場合6番の詰め物はまた詰め物やの支台となっている5,7番の詰め物はまた削って使えるものなの
でしょうか?
高いものだけにもしこの歯医者でそのままやってもらうにしても、短い期間ならば気になります。
クラウンの段階になり他の歯医者に行く人もここではいるようですが、根の治療も2本終わり、根
の治療は信頼が出来るかんじがしたので、やらなければならない右上6番の根の治療もここで本当は
やってほしいのですがそうするとこのままブリッジなど全部やってもらう事になり値段はかなりに
なりますが、ここで全部やってもらったほうが良いか迷っています、
長くなりすいませんがよろしくお願いします。
感想:
素人にもわかりやすいホームページで助かります。
私も根管治療にかなりの自信をもっていますが、根管治療・歯周疾患・二次カリエスなどの
リスクを考えれば、とても高い保険外の治療を勧める気にはなれません。丁寧な根管治療はとて
も採算が合わないので、せめて最終補綴は保険外のものを勧めて帳尻を合わすという発想は歯科
医の中では一般的です。それに見合った根管治療と、後々のメインテナンスやフォローがしっか
りしていれば一考の予知はあるかも知れません。少なくとも言えることは、高価な補綴物が予後
を左右するのではなく、根管治療と、後々のメインテナンスやフォローが大きく左右することを
十分理解して下さい。
18年前の治療については、万全ではなかったにしても曲がりなりにも18年使えたということは
評価に値します。もう少し上があるかもしれませんが、その手の治療としては十分役目を果たし
たと考えるのが現状の歯科治療を考える上での正しい認識だと思います。
ブリッジの寿命が7年というのはどこを捕らえて評価したものか知りませんが、半年〜20年以
上という大きなバラツキがある現状を7年と評価するのが正しいかどうか分かりません。しかし、
5年以上も経つと、根管治療や歯周疾患・二次カリエスによる問題が必ず?生じますので、7年
後くらいが治療のやり換え時だという実態も存在します。その時に支台歯がどのようになってい
るかは千差万別ですので、そのまま使える時もありますという表現しか出来ません。
抜歯窩の痛みについては、残根等の取り残しが無い限り必ず治癒するものですから心配は無用
だと思います。
回答:
PMTCのことですね。最近は結構ちまたの講習会で大流行みたいです。
プロフェッショナル・トゥースクリーニングですので効果の程は十分期待できます。問題は保険
とのからみです。一般に1万円ほどが相場とも聞いていますが、あくまでも保険外診療として
みるならば金額は内容と医院の方針によりますので15000円が高いかどうかは分かりません。
保険でメインテナンスが本格的に導入される以前(2002年4月)はともかく、未だに保険外と
して講習会が開かれ・扱われていることにはかなりの疑問を抱いております。保険外で扱うこと
に興味がないので講習会の内容を知ろうともしないからでしょうね。
保険と全く同じ入れ歯でも、バネの部分に保険適応外の金属を使えば立派な保険外診療ですので
似たような発想だろうと思います。かつては、毎月のスケーリングが保険では認められていなかっ
たように、例えば保険で認められていない何らかの処置(エアフローの扱いは?)を付け加えれば
立派な保険外診療になってしまいます。苦しい保険内診療での経営を、何とか保険外で確保しよう
としている歯科医のエゴのようなものを感じます。