日付、時間:2002年7月30日 23:47
氏名: K・M
所在都道府県: 神奈川
職 業: 主婦
年 齢: 29歳
性別: female
感想:
治療中に聞き忘れたり不安に思う事があると、参考にさせて頂いています。ありがたいです。
親知らずの抜歯に不安はつき物のようですね。
さりとて、放置しておいても何時か必ず?抜歯しなくてはいけないし、あきらめがついた頃には
手前の歯に相当なダメージを及ぼすことは必定です。抜歯の必然性は、
今更申し上げる必要はないでしょう。
歯茎を切って、骨を削って、歯を割って強引な力で無理やり残った根っこを取り出します。根っ
こが折れて残ったらさぁ大変。更に骨を削って取り出さなくてはいけません。時間の経過と伴に
麻酔は切れるは、アゴは疲れて痛くなるわ。途中で貧血で気を失う人もあります。
無事抜けたとしても、術後必ず腫れるし痛みのために眠れない夜を過ごし、日時の経過と伴に
痛みが治まるどころか3日を過ぎたころから抜歯窩ドライソケットで痛みは増すばかり。気がつ
けば唇周辺は痺れが残ったままで一向に改善の見込みが見られない…。
申し訳ありません。最悪のシナリオを列挙させていただきました。リスクをというご要望だった
もので。
抜歯する術者の技術にもよりますが、実際にはほとんどあり得ないシナリオです。反面、日本中
では1年間に数例は実在するであろうシナリオです。私も20年以上、毎日の様に埋伏歯の抜歯を行い、
その数は数千本に及ぶと思いますが、最悪のシナリオは無論のこと、痛いとうらまれた経験もあり
ません。でなかったら続けてられません。何事にもリスクはつき物ですが、実際はもっともっと
御気楽な処置ですので過敏に考える必要はまったくございません。
現状では、大学病院が二次病院として、開業医からの紹介を原則としていますので、できること
であれば紹介状を書いていただくのが良いと思います。くれぐれも、過剰な心配は無用です。それ
よりも、抜歯をしなかった時のリスクを考えれば抜歯時のリスクがいかに小さいかが理解できると
思いますよ。