日付、時間:2002年8月14日 20:37
氏名: 太田誠一
所在都道府県: 神奈川
職 業: その他
年 齢: 42歳
性別: male
質問:
歯医者さんで中度から重度の歯周病と言われましたが歯肉は腫れていません。歯肉が後退したと
ころがありますが。、それは歯ブラシを強くしすぎた為だと思います。
歯周ポケットをはかったところ右上1が5ミリ歯肉後退が4ミリ、2がpが4ミリRecが1ミリ、3
がpが5、Recが4ミリ、4がpが4、Recが3ミリ、5がpが6、Recが2ミリ、6がpが
5,Recが2ミリ、7がpが8ミリ,左上が1がpが4,Recが1ミリ、2がpが6,Recが3ミ
リ,3がpが7ミリ、4はpが5ミリ、5がpが6ミリ、6がpが4ミリ、Recが2ミリ、7が
pガ7ミリ,Recが4ミリです。右下が1がpが9ミリ、2が5ミリ、3が4ミリ、4がpが4
ミリ、Recが1、5ミリです。5がpが4ミリ、Recが2ミリです。6がpが7ミリ、8が7
ミリ左下は1がpが6ミリ、2が8ミリ、3が4ミリ、4が4ミリ、5が5ミリ、6ガ10ミリ、
7が5ミリです。
歯周ポケットの深さと歯槽骨の破壊は同じ深さだといわれ、10ミリになったら歯は抜けるとい
われました。いま抜けてないのは、歯が長くて奥歯は14ミリありそうだからといわれましたが本
当なのですか?
歯肉の後退があるのでそれに歯周ポケットを足す数が本当の数だといい、5+4で9が本当だと言
われました。左上7はかみ合わせを良くすると言われ、FCKをけづられました。でもその歯はぜ
んぜんぐらぐらしていません。その上すぐに抜けるといっていながらその歯は抜いたほうがいいと
いい、抜いたあとは入れ歯かと聞くと、歯槽組織がないからなにもできない、そのまましないとダ
メだ。ブリッジだと隣りは抜けてしまう。総入れ歯までそのままだと言われました。
すこしグラグラする歯は右上1と左上2です。2本の指で持って動かすと前後に動きます。あとの
歯はぜんぜん動きません。それに膿みもありません。
そして、ぐらつきのひどい部分があるのでぐらつきを止めるよう固定し、状態を見ながら歯ぐきの
治療をしていきましょう。ポケットの深さが根の先の部分まで達しています。歯を支える骨がほと
んどない状態です。
「この状態のままでは非常に危険で、完治は難しくなります。他の部分がこのようにならないよう
、早く治療しましょう。原因となる歯石を取り除き、歯の面や根のまわりをきれいにするようにし
ましょう。」という紙を帰りにもらいました。
その日はレントゲンと歯周ポケットをはかって、FCKを削って、歯周病に気休めという抗生物質
を歯につけておわりました。歯石はあるのに取っていません。
この歯医者さんの言っていることは本当なのですか?教えてください。お願いします。
おおむね説明通りです。
体型が人によって異なるのと同様、どちらかというと、体型に類似して歯の形も長い・短いがありま
す。奥歯の短いのが10mm程度ですから、14mmはやや長い方に属します。おかげでまだ動揺が顕著に
現れていないようですが、短い人であれば現れていても不思議のない破壊程度です。また、動揺が
みられる破壊程度となれば、末期も末期、ほとんど治療の見込みがないことが多いようです。
歯槽骨の破壊程度も説明通り、歯肉退縮 + ポケットの深さと考えて正解です。当日歯石の除去が
なかったことは、診療システムの違いもありますので申し上げ様もありませんが、今後徹底的な歯石
除去と現状維持のために定期的(状況から毎月)な歯石除去が不可欠です。
歯肉が後退したところは、歯石の沈着が著しく歯を支える歯槽骨の破壊が著しいということで、
歯ブラシが強すぎたと解釈するのは間違いです。
こんなに早く重度の歯周病になった原因は歯磨きをしっかりしても、歯並びがわるいとなるそう
です。早くに矯正をしておけばならなかったそうです。本当でしょうか?
そして、治療法の話になりました。歯石はポケットが深くて取れないので,全部の歯を手術してと
ると言う事です。そのやり方は歯肉を短くしてポケットを浅くするそうです。そのぶん、,歯は長
くみえるそうです。あとポケットが10ミリある所は歯を抜いて、骨を移植してインプラントをす
るそうです。そうすることにより隣りの歯に歯槽骨の吸収が進むのをふせぐそうです。
費用的にもかなりかかるのと、まだ使える歯を抜くには抵抗があるので、やめてもとの歯医者に
いったところ・・・・・・
歯周病治療の基本は歯みがきで,歯石は手術しなくても歯磨きによりだんだん歯石が上に出てくる
のでとれるといいました。そして歯石を1時間20分かけて、とってくれました。まだ完全にとれ
ていないそうですのでまたとるそうです。それに歯磨きをしっかりやれば歯周病を止められ抜けな
いそうです。歯磨きをすれば歯周ポケットからだんだん歯石が上に上がってくるそです。
どちらの治療法が正しいのでしょうか?教えてください。
他に歯が抜けないですむ治療法はありますか?教えてください。
2本の指で動かすと左上2(Pが6、Recが3)グラグラすることを発見しました。
今のところ食事には影響ありませんが、近いうちに抜けるのでしょうか?
そしてHPを見ていたところ、骨組織の再生治療で骨移植を行えるとでています。それをやると歯
がグラグラしないで抜けないようになりますか?費用はいくらぐらいですか?教えてください。
参考としてそれが出ていたHPも添付します。
また、GTR法とはどういうものですか?教えてください。
レーザーを患部に照射すると(週に1度の割合いでやる)3週間で歯肉が引き締まり、歯の動揺、
出血、口臭などが解消されると聞きましたが本当ですか?
レーザーは保険が効かないので1回いくらぐらいですか?教えてください。
あと,骨を移植してやるインプラントはいくらぐらいするのでしょうか?歯槽骨が無い場合はやは
り移植してやるとおもいますが、さらに人工の歯も必要と思います。
そうするとぜんぶで1本あたりいくらぐらいするのでしょうか?
インプラントは根をつけてから人工歯をつけるまでかなりの期間が必要と聞きましたがどれくらい
ですか?
それまでは入れ歯をしているのですか?
インプラントの取りはずし式のものとか、ブリッジもあるとききましたがどうゆうものですか?
歯が抜けたままにしておくと骨吸収がすすむと聞きましたが、どれくらい進むのですか?どのくらい
そのままにしておくとインプラントができなくなるのですか?
お忙しいと思いますがよろしくお答えお願い致します。
p、s、
やはり硬いものをたべると歯が抜けやすくなるのでしょうか?
柔らかいものがよいのでしょうか?
食後の歯ブラシは10分以内にやらないと歯垢がつきやすくなるのでしょうか?
回答:
このホームページ全体を通して、私の歯槽膿漏の原因・治療・対処方法
全て書いてあると思います。時には歯槽膿漏の手術もしますが、基本的には、今沈着している歯石
を完全に除去して、以後歯石がない状態を保つために毎月歯石を取り続ければ現状維持が可能です。
それ以外のことはすべて、補助的な役割しか果たせないという持論です。
お二人の先生は、どちらも現状の歯科界において正論ですが、私の理論とか治療方法とことごとく
異なりますので、ちょっとコメントしようがありません(私からみれば、どっちも間違い)。
かみ合わせが歯槽膿漏をそれ程助長しているとも思っていません。従って矯正には、否定的です。
その他、レーザー・GTR・骨移
植、全て否定的です。インプラントは最終的な咬合保持の助けと
なりますので、少なからず応用していますが、その前に現存する歯の保存を最優先してから行います。
インプラントの固定期間は、種類によってことなりますが、おおむね3か月から半年くらいが
目安です。取り外しのものは、私の念頭にはありません。骨吸収については本人の体質と周囲の
環境によって異なりますので、抜いてみないと分からないのが本当の所です。まずその前に、抜歯窩
が回復してインプラント植立が可能になるのに約1年かかります。
その後、8月20日、27日、と歯石を超音波で取りました。9月3日にまたポケットを調べたところ、
右上1がpが2.5で、Recが4
2がpが2で、Recが1.5
3がpが2.5で、Recが4
4がpが2.5で、Recが3
5がpが2.5で、Recが2
6がpが3で、Recが2
7がpが5です。
左上1がpが2で、Recが1.5
2がpが4で、Recが4.5
3がpが4で、Recが2
4がpが3.5で、Recが1
5がpが2.5
6がpが2.5で、Recが2
7がpが4で、Recが4です。
右下が1がpが6で、Recが4
2がpが3で、Recが1
3がpが3で、Recが1
4がpが2.5で、Recが3
5がpが3で、Recが3
6がpが5で、Recが1
7がpが3で、Recが2
左下は1がpが4で、Recが3
2がpが3で、Recが2
3がpが2.5
4がpが2.5で、Recが2
5がpが2.5で、Recが2
6がpが6で、Recが2
7がpが2.5で、Recが2
とでた用紙をもらいました。
pが1,5から4ミリ減少しています。
逆にRecは1から4ミリ増えています。先生が言うには腫れが引いて落ち着いてきたので、歯茎が
だいぶ締まってきたそうです。それによってポケットが小さくなったそうです。このままいけばポケ
ットの数値はもっと小さくなり歯周病が完治するそうです。
ポケットが小さくなるというは歯槽骨が増えているのですか?歯槽骨が再生しているということですか?
こんなに早くよくなるのですか?(2回歯石を取ってはかった数値)pが10ミリの歯は抜くといって
いましたが、今回の測定では6ミリになっていました。8ミリのところも5ミリ、7ミリの所も3ミリ、
4ミリ以下が24本もあります。でも歯石はまだ完全に除去されていない見たいです。その日もポケッ
トの検査後に歯石を取り、又次回も取るそうです。
何回ぐらい歯石をとれば歯石が完全に除去されるのでしょうか?
歯石を完全に除去後は何ヶ月ごとに取れば歯周病が悪くならずに現状維持できるのでしょうか?
お忙しい所大変に申し訳ございませんが返信お願い致します。
回答:
細かい盲嚢測定値は見ていませんが、かなり良くなったみたいですね。
個人的な価値観として、盲嚢測定値はほとんど重要視していません。極論をいえば、レントゲンで
みた歯槽骨の破壊程度こそが全てだと思っています。盲嚢が少なくなったのは、歯槽骨ができたか
らではなく、腫れあがった歯肉の炎症が治まって引き締まった結果です。また、歯槽膿漏に完治は
ありません。歯石を取り続けて炎症を最低限に抑えて、進行を抑制(ストップ)させるのがせいぜ
いですし、長い目でみればそれが最善の方法です。
長年の経験から、可能な限り歯石をとって、以後毎月歯石を取りつづければ、“ある一定以内”
の骨破壊程度(中程度以下)であれば永遠に保存可能です。反対に或る一定以上であれば15年くら
い保たせるのが限界です。
歯石除去の目安は、歯肉の炎症が認められなくなるまでということになりますが、患者さんの意識、
状況、術者の価値観・技術によって異なりますので何回かかりそうかは直接担当医に聞いてください。
とにかく、全部とったつもりでも、後日炎症が起こるようだとまだそこに残っているはずですので、
更なる追加処置を行うのが現実的な対応でしょうね。