最低でも、現状維持をはかるために歯槽膿漏の進行だけは抑制する努力が必要。
かみ合わせの狂い

日付、時間:2002年8月20日 3:47     氏名:  hidemi   
所在都道府県: 東京   職 業: 主婦   年 齢: 42歳      性別: female  

質問:
 毎日不安を抱えて検索して辿りつきました。若い頃から歯を悪くし、歯科に通うことは多かっ たのですが・・上下左右の奥歯は銀を詰めた状態やもう形もなくなるほどで、8年前入れた上の 前歯の差し歯6本が昨年から取れてしまうようになり、近所の歯科に行くと「もう根がだめだが 上の歯茎が垂れ下がってしまって隙間がなく入れ歯さえも入らない状態」と言われただその場 しのぎでつけ直されるだけで1年過ぎてしまいました。
 その間何度も取れては付けての繰り返しだけです。噛み合わせもまったく狂っているとのこと。 春頃、突然口元の違和感と上顎の出っ張り(見た目にも鼻の下が盛り上がった)に気付きまして慌 ててまた歯科を訪ねましたがもう入れ歯しかないがどうにも歯の入るだけの隙間がないとのこと で放置されました。

 7月に思い余り歯科大学を訪ねたところ、奥歯がない部分のために噛み合わせが前歯になって かなりの力が加わり上の歯の骨が出た、前と奥の中間に歯を入れる上下の空きがない、前の差し 歯は根がだめということなどを言われました。入れ歯になる、その入れ歯さえ入らない、そして 類人猿のように出っ張ってしまいました。

回答
 奥歯の無い、もしくは無いに等しいかみ合わせが続くと、下の前歯が上の前歯を突き上げて、 前歯は出っ張り、どんどんかみ合わせは深くなってしまいます。おまけに対合歯を失った臼歯 は挺出(飛び出して)しまいに歯茎とかみ合うまでになります。
 どこかで思い切った処置が必要になります。飛び出した奥歯は、神経をとってでも低くして スペースの確保をする必要もありますし、失った咬合高径をとりもどすために咬合挙上といって 元の高さ近くまで高い歯を入れることもします。その上で、出っ張った前歯も神経をとってでも 中に入れてやることまで必要になるでしょう。
 問題は、そこまでの治療を誰がするかです。根管治療に自信があって、かみ合わせの治療にも 精通している先生を探すとなると相当厄介な問題です。せめて、というか最低でも、現状維持を はかるために歯槽膿漏の進行だけは抑制する努力が必要です。

必要があります。

咬合低位 咬合低位 咬合低位 咬合低位 咬合低位 咬合低位 咬合低位 咬合低位 咬合低位 咬合低位 咬合低位 咬合低位