日付、時間:2002年10月2日 0:07
氏名:
所在都道府県: 和歌山
職 業: 主婦
年 齢: 39歳
性別: female
質問:
今日、このページを偶然見つけて、先生の回答を色々読んで、すごく親切だなーと思い早速、質問
をさせていただきます。
先日、歯科で歯石をとってもらったところ、上の前歯の一本がかけている事に気が付きました(前
歯の歯茎の下がかけて銀色が少しだけど見える、笑うとわかる)。私は上の左右1番から5番までが差
し歯です。
7年程前に、歯に隙間が出来ていたので、別の歯科で先生に前歯を綺麗に治して下さいと言ったら
わからないまま、合計10本差し歯を入れられました。その方が綺麗だし連結した方が丈夫だと言われ
て、後からいい歯まで差し歯にされた様な気がして後悔もした事がありましたが、確かに綺麗になっ
たし差し歯の方も問題なくきました。
それで歯石をとってから2日後、歯科に行って先生に言ったら、かけている事で問題はないけど見
た目だけの事なんで「つめますか?」と聞かれ、気になるけど、もしもつめたりして余計に目立った
らイヤだと思いつめずに帰ったのですが、少しだけど歯茎との間も開いてきていますし、つめた方が
いいのでしょうか?
もしつめるとすると差し歯(連結しているので)全体に影響はないのでしょうか?
教えて下さい。どうかよろしくお願いします。
さし歯には色々と問題がありますので、審美のためのさし歯には絶対反対です。が、それは7年
前のことですし、さし歯にすべき理由もあったかもしれません。
問題はさし歯の修理ですね。さし歯の寿命はおおむね5年から10年です。もうそろそろ替え時で
すので、決定的な致命傷があるとか、あわせ技のように欠陥が複数存在すれば決断の必要な頃です。
“ちょっと欠けた”程度だと審美性によっては、まず修理という選択が妥当です。使う材質や技術
のもよりますので、出来栄えと長持ちの程は分かりません。しかし、連結といえども全体の寿命に
は影響しないはずですよ。
感想:
このようなサイトがあって、本当に嬉しく思います。これからもご活躍下さい。
回答:
“さし歯”の名前の由来である、ポスト部と歯が一体型になったさし歯は今ほとんど存在しま
せん。ポストコアと呼ばれる土台を作って、その上に歯を被せるという二重構造が一般的です。
何処から何処まで連結されているかは、フロスシルクを通してみれば事前に把握することができ
ます。連結以外にも特殊な作成方法もあるとは思いますが、いざ除去して再治療するとなれば何処
で治療されても同じだと思います。第一、作った本人でも詳しくは覚えていないでしょう。
歯石除去ですが、定期的にするのが良いことはこのページを見てよくわかりましたが、又、この様
な事(差し歯がかける)にならないかと不安だし、今の歯医者さんにも頼みにくい感じもします。
アドバイス、よろしくお願い致します。
回答:
裏技的には、接続部分を残して(裏側と表を削る)ことは可能ですが、おそらく無理でしょう。
一般的には接続部分を切り離して1本まるまる作り替えることになると思います。他にも再製の
必然性が生じたときに全部をやり返ることを前提に、その間の強度については目をつぶらなくて
はいけないでしょうね。
メインテナンスですねぇ。保険規則上、今年の4月からほとんどの医院で実施されることには
なりましたが、実際問題普及には時間がかかるでしょうね。まずは、今の担当医に頼んでみては
いかがでしょうか。ダメなら何軒か当たってみるしかないでしょう。