日付、時間:2003年1月7日 16:45
氏名: S・A
所在都道府県: 埼玉
職 業: 主婦
年 齢: 47歳
性別: female
質問:
2年前になります。右上の歯茎が徐々に痛くなり始め時として鼻の所まで鋭い突き刺さる
ような痛みとなり、15分位は痛みが走りました。すぐに診て頂いたのですが「何か黴菌が入
り炎症を起しているんでしょう」と言う事で飲み薬を頂いて徐々に良くなったように思えた
のですが、何度となく繰り返しその廻りの歯の治療も痛みが取れたらと言う事で進まずにい
ます。
どんな時に痛みが出るのかというと甘い果物の汁がとっても傷むのです。その他にもただ
痛くなったりで、2年以上右の方では噛む事をしていません。ところが、近頃は右下の歯茎に
も同じ痛みが出てきてしまい、これはなんなんだろうと?歯科ではないのでしょうか?
常識的に考えれば、年齢的にも歯槽膿漏でしょう。“何か黴菌が入り炎症を起しているんで
しょう”は全く困った発想です。黴菌は何も今に始まったことではなく地球上のあらゆる所に
生息しています。口腔内とてその例外ではなく所狭しと常に生息しています。
同じ条件で黴菌の生息している口腔内で炎症が成立する場所とそうでない場所があるわけです
が、炎症を起こすにはそれなりの原因があります。それは、傷や傷の深さではなく生体にとって
の異物が存在するかどうかの違いです。
歯槽膿漏だとすれば、その異物は歯石です。歯石の除去こそが根本的な解決方法です。もし
仮にその歯が過去に神経をとってあるとするならば根管治療の不備…即ち過去に神経があった
管の中が腐敗していることに他なりません。その場合は、完璧な腐敗物の除去こそが根本的解
決です。