初回に行う根管内の機械的清掃の完成度によって決まります。
消毒の治療

日付、時間:2003年3月5日 10:44 氏名: JJ   
所在都道府県:  東京  職 業:  会社員  年 齢: 70歳      性別:  male 

消毒の治療 質問:
 上あごの鼻の横、下の押圧痛があります。
上の(1)の虫歯治療の金属棒を除去した孔、同左(2)挿し歯を除去し、11月から 3ケ月16回の治療、消毒、殺菌をしているのでが治癒せず(1)の金属棒の充填と、 (2)挿し歯を再度入れることができません。
現在の(1)と(2)の消毒の治療を継続することがベストですか。

回答
 根管治療の予後は、初回に行う根管内の機械的清掃の完成度によって決まります。
つまり、元々神経の入っていた空洞部分(根管)に溜まった腐敗物を始めとした汚れを リーマやファイルと呼ばれるマチ針のようなもので、順次拡大しながら汚物を取り去る 作業が完璧であれば炎症は消失します。清掃が不十分なまま消毒していても絶対回復しな いのと、仮に痛みが一時的に消失したとしても必ず再発します。16回消毒してダメだと いうことは、最初の機械的清掃が不十分だったためと考えられますので、今のまま続けても 見込みはないものと思われます。

 今の先生に清掃を頼んでもおそらく無理でしょう。ちゃんとした機械的清掃をしてくれる 医院を探して転院した方が良いでしょう。噂を聞いてもなかなか技術を知ることは出来ませ んが、目安として一回か二回で結果の現れる治療が信頼度の高い治療といえます。


返信:2003年3月7日 11:00
前略
ご返事有り難うございました。
早速、先生の著書、HPを参考にさせて頂きまして、 新たな医院を決めて治療をお願いすることにします。
感謝