抜髄や根管治療の腕の良し悪しは、初回の治療で決まります。
なかなか治癒せず

日付、時間:2003年3月18日 17:15 氏名:  S.T  
所在都道府県:  滋賀  職 業:  主婦  年 齢: 44歳      性別:  female 

歯髄炎 質問:
 初めて質問させて頂きます。インターネットで歯髄炎の検索をして、先生のホームページ を知りました。現在、歯髄炎がなかなか治癒せず困っております。
昨年末より右下の第一臼歯に知覚過敏が始まり、歯科医院で受診しましたが、虫歯ではない ということで薬を歯に塗りました。しかし、症状は改善せず、2月19日に突然右顎下のリン パ節がはれ痛み内科で抗生剤をもらいました。少しはましになりましたが、痛みはおさまら ないので口腔外科に行きました。そこで、知覚過敏が最近なくなっていることに気がつき、 電気を当て痛くないので歯の神経が死んでいるようなので抜髄した方がいいといわれ近くの 歯科医院で抜髄しました。そして、広範囲抗生剤の効きが悪かったのでクラリシッド錠にき りかえたら歯肉の腫れが随分よくはなりましたが未だ痛みがあり、歯科医院で歯髄を抜いた あとに何度か薬をいれ様子を見ている状態です。
 このままでは治らず歯が抜けてしまうか抜かなくてはならなくなるのではと大変不安な気 持ちでまた口腔外科に行こうかと思っております時にこの質問コーナーを知りました。お忙 しいところ申し訳ございませんが、アドヴァイスいただきたいと存じます。よろしくお願い いたします。

回答
 歯髄壊死ですので抜髄は当然の処置です。問題はその抜髄の腕でしょう。
漫然と貼薬を繰り返していても、抜髄そのものが不完全であれば何時までも症状は改善しま せん。抜髄や根管治療の腕の良し悪しは、初回の治療で決まります。技術がしっかりしてい れば抜歯になることはないはずです。
 もっとも、この根管治療の上手な先生を探すのが結構大変だとは思いますが、それだけの 値打ちはあるはずです。ちなみに口腔外科の先生は、一応専門分野外ですのであまり視野に 入れないほうが良いと思います。