日付、時間:2003年3月25日 1:09
氏名: K
所在都道府県: 兵庫
職 業: 会社員
年 齢: 36歳
性別: male
質問:
こんにちは。麻酔をしてくれない現在の医者を続けるべきか悩んでいます。
右下親不知と右下7番が虫歯(7番はかなり大きい虫歯、両方とも痛みは無かった)に
なり横向きに生えている親不知を抜かなければ7番の治療は意味が無いとのことで2/14に
親不知を抜きました。その後親不知の抜き後が少し落ち着いた3/3から7番の治療が始まり
ました。
最初の治療時(根管清掃)ものすごい激痛が伴いましたが、麻酔をすると後で痛みが大
きくなるとのことで麻酔はしてくれませんでした。2回目の治療で薬を入れたのですが治
療後数時間たっても激痛がやまなかったため、即日詰め物をはずし、脱脂綿だけになりま
した。
3/10の3回目の治療時(根管清掃?+薬挿入)は生まれて経験したことのない程の痛み
がありました。あまりの痛みに治療中にも涙がとまらない状態だったのですが、先生は30
分ほどで痛みは消えるとおっしゃいました。しかしその後も強烈な痛みは続き、結局その日
は一睡も出来ませんでした(痛み止めは全く効かず、救急車を呼ぶことを何度も考えるくら
いの痛みでした)。
翌日即座に詰め物を解放してもらい痛みはおさまり、その後は3回ほど軽く洗浄・薬入れ?
をする治療を続けました(リーマはせず)。先生によれば神経は綺麗に除去できているが親
不知を抜いた後でもあり周辺の神経が過敏になっているための痛みではないか、ということ
でした。現時点では平常時は痛みは無いのですが、歯を押さえると神経に響く痛みを感じる
状態です。また治療時に患部をさわられると前ほどでは無いにしても耐え難い痛みを感じま
す。
3/24に治療を受けたところ次回(3/27)にちょっと刺激的(=痛い)治療をする(歯の炎症
が消えないのでカルシウムみたいな薬を入れる?)という宣告を受けました。一晩眠れなか
ったときに今後は必ず麻酔をして頂くようお願いをしたのですが聞き入れてもらえない状態
で、正直もう恐くて治療を受ける気がしません(今でも治療時には恐くて口を大きく開けら
れません)。
治療内容についてもほとんど説明が無く、こちらからの質問に対しても抽象的な回答が多
く時間も取れないことが多い状態で、自己学習が必要と感じ河田先生のホームページに巡り
あうことが出来た次第です。
身から出た錆とはいえ、このような恐怖心をもったまま現在の医者を信用していいものでし
ょうか?
お忙しいところ申し訳ございませんが。ご助言お願い致します。
感想:
悩んだ時にこのページに巡り会えてラッキーでした。ありがとうございます。
親知らずの抜歯から3週間後の抜髄、更に抜髄後3週間ということですので抜歯の影響は
考えられません。麻酔を使わないこと自体は必ずしも悪いとは言い切れませんが、結果が
思わしくないということが治療の良し悪しを判断する基準になります。
麻酔自体にも痛みがありますので、麻酔なしで悪いモノが全て取り去ることができるなら
ばそれに越したことはありません。しかし、結果的に炎症がある(=痛みがある)というこ
とは、麻酔をしてでも原因を全て取り去るべきだったということです。
抜髄および根管治療の基本はあくまでも最初に行う根管内の機械的(リーマ・ファイル)清
掃の完成度によって左右されます。それが不十分であれば、あといくら薬を変えても良好な
結果を期待することは不可能です。的確な根管治療は最初の1回か2回で結果がでますので、
医院を変える方が良いように思います。
その後、先生のご回答を参考にさせていただき転院しました。その結果、なぜか根管の上の
ほうから歯茎まで穴があいており出血している状態であることが判明しました。リーマをい
れてもそちらの穴の方にいってしまい、根管清掃が出来ないとのことでした(前の医者での
治療中の激痛はこの穴を清掃していたため?)。治療は難しく、たとえもっても数年後には
抜歯の可能性が高いとの診断でした。
この結果が前の医者の治療の結果なのか、虫歯のせいなのかわかりませんが、最初の医者
選びが全てであったと痛感しております(虫歯予防を心がけるのがまず第一ですけど・・・)。