基本的に治癒しない抜歯窩はありません。
根とあごの骨が癒着

日付、時間:2003年3月26日 21:18 氏名:   ますかるぽーね  
所在都道府県:  神奈川  職 業:  主婦  年 齢: 33歳      性別:  female 

根とあごの骨が癒着 質問:
 8日前に左下親知らずを抜歯しました。
担当の先生「きれいに生えているので簡単に抜けます」
抜歯後、「親知らずの根とあごの骨が癒着していたので、あごの骨にダメージがあるでし ょう」ということで腫れと痛みが強く続き.今日は腫れは収まってきましたが、痛みがま だあります。
昨日の抜糸のときに、抜歯後の穴に「お薬をいれておきます」ということでしたので、ド ライソケットだったのかな?と思いましたが、一日経った今も処方していただいたロキソ ニンなしでは、がまんできません。
 抗生物質注入後3時間で夕食をとってしまいましたが、それできちんと薬が効いてくれな いのでしょうか。
2日後にまだ痛む様だったらまた診察に来てくださいとの話があるのですが、抗生物質の注 入というのは、何度でもするものなのでしょうか.
 宜しくお願い致します。

感想:
腫れと痛み、食事のできないつらさで担当のお医者様を恨んだりしましたが、ここのホーム ページでいろいろなことがわかり救われました。

回答
 上顎の親知らずはかなりの頻度で骨癒着していますが、下顎の親知らずでは少し珍しい ケースです。癒着により抜歯ができなかったということではないようですので心配はない と思います。
 抜歯に際して、おそらくダメージが大きかったために生じた障害ですが、基本的に治癒 しない抜歯窩はありませんので途中経過はともかく最終的には必ず治癒します。治癒不全 に対して抗生物質注入は非常に有効で、通常は1回か2回で痛みは消失します。しかし、 稀なケースとして、症状の状態によっては数回…抜歯後約2週間にわたって抗生物質注入 することもありますので、今は辛抱強く治癒を待つしかないでしょう。
 注入した抗生物質の種類にもよりますが、食事やうがいなどにより流れ出てしまうこと もあるようですので経過次第では何度か注入する必要があることも考えられます。


返信:2003年3月31日 11:11
 お忙しいところ質問に答えていただいてありがとうございました。
私の下顎の親知らずの癒着はめずらしいケースだったんですね。私の身近の親知らずを抜いた 人の中にこんなに腫れと痛みが続いた話が一つもないので、ただただ不安でした。
 今日、再び診察していただいたところカサブタが一部とれていて(一部ドライソケットという ことでしょうか)抗生物質を注入していただき、歯肉ホウタイというものをしました。痛みが完 全になくなるまで、あと2週間ということでした。
河田先生のおっしゃられるように、辛抱強く治癒を待つことにします。