乳歯の生活力は旺盛ですので可逆的な炎症であれば比較的早期に治癒するはずです。
乳児の知覚過敏

質問 日付、時間:1998年 4月 7日 Tuesday 21:26    アクセスポイント:Yamanouchi Ireland Co., Ltd.
氏名: 真尾  female 所在都道府県 アイルランド   職 業会社員 年 齢 female  

   1歳10ヶ月の娘の歯について質問があります。よろしくお願いいたします。
最近、冷たいものを食べると、上の前歯がしみるようで痛いと言います。 大好きなアイスクリームも最近は、舌で舐めるようにしか食べられません。 原因を考えてみますと、歯磨きが考えられます。 基本的に歯磨きは、一人で磨かせており、仕上げは親がやっております。 歯ブラシを見ますと、かじった跡や、またブラシ部分の痛みが早く、力いっぱい磨いている気配 があります。

自己治療可能か専門医に診察してもらうか、また今後の対応などのアドバイスをお願いいたします
回答
検診! 萠出間もない乳歯の特徴として
@ 表面のエナメル質及びその下の象牙質が薄くて柔らかい。
A 歯の神経(歯髄)が大きくて象牙質が薄いので外からの刺激を感じやすい。
B 歯根が完成していないので外力に弱い。

状況として、ハブラシをかじった跡があるとのことですので、表面がすり減って刺 激を伝えやすくなった結果、歯髄が軽い炎症を起こして知覚過敏を起こしているこ とが考えられます。

また、硬いものを強く咬んだ結果、歯の周囲の膜(歯根膜)に炎症を起こして知覚 過敏状態になっていることも考えられます。これは大人の歯周疾患進行に伴う象牙 質知覚過敏症と呼ばれる状況と同じような状況です。 あるいは、親の知らない間に打撲しているかもしれません。

対応としては、しばらくの間硬いものを食べるのを控えたり、ハブラシなどを口に くわえて噛み締めるのを注意深く監視してできるだけ歯の安静を保つよう心がけて 下さい。乳歯の生活力は旺盛ですので可逆的な炎症であれば比較的早期に治癒する はずです。

幼児が物を強く噛み締める現象は、寂しさやストレスが原因である場合もあります のでスキンシップを大切にしてあげて下さい。 アイルランドの専門家に見せても対応に困ると思いますよ。 

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