医療不信の元凶の一つに保険療養規則があります。
歯茎の痛みと腫れ

日付、時間:Sat Jul 31 13:46:54 Japan 1999    氏名: T・T    
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:42歳      性別: male  

質問:
はじめてメールいたします。是非先生のご意見をお願いいたします。左上奥歯、歯茎の 痛みと腫れで困っております。

(現状)
・昨年9月痛みにより会社近くの医院(A院)にて抜髄処置を施行、コアをかぶせクラウンを 装着(保険にて対応)(親しらずは、すでに抜歯済み)
・5月に1度歯茎の腫れと痛みがあり通院にて回復、(軽度)
・7月腫れと痛みがひどく、7日経過も腫れ及び痛みが有り。(過程)・抜髄処置をしたDrは、歯肉の 炎症、歯が膿の上に浮いている状態のためと、クラウンをあたりが弱くなるよう、削る。麻酔の上、 歯垢の除去、膿の掻き出しを処置してくれました。ケフレックス250(抗生物質?)6日分処方、 ロキソニン(鎮痛剤)6錠処方
・その夜痛みがひどく、我慢できなくなり、翌日自宅近くの医院(B院)で応急処置をしてもらおうと、 訪院。レントゲンを取り、歯根のところに膿があり圧が上がって腫れてくる説明有り。 処置としてはクラウン、コアをはずし根の治療をする事だが、現状では炎症、痛みがひどく、 麻酔はかえって悪影響のため、クラウンのみはずし、刺激があたらぬよう処置してもらった。 今後の処置は時間がかかるため、通院の都合上、A院にてする事とした。
・A先生に事情を話したところ、根管治療は今回の場合、意味なしとの事。歯根部ではなく、歯の周り の問題との事。A先生がクラウンをはずさず処置していたのは、再度かぶせる場合、時間が余り 経ってない為、保険が効かなくなるので、わざとはずさず削りで対処していたとの事。またこれで コアをはずすと多分歯が欠けると思われるとの事です。後は、ブラッシングで腫れがひくのを待つ しか手はなく、腫れがひいたら、再度歯をかぶせるとの事。しかし、再度繰り返す可能性が高く、 場合によっては抜歯しか手段はないとの事。

(質問)A院、B院それぞれ診断処置方法が異なっており、どうしたら良いか悩んでおります。 薬によりいくらか腫れと痛みはひいてきましたが、今後のどのようにしたらよいものでしょうか? 是非先生のご意見をお聞かせ願いたく宜しくお願いいたします。

回答  コアーは除去すれば、歯が欠ける可能性があるにしても(?)根管治療に問題があって腫れて いる様子ですので再治療が必要だと思います。 保険規則では、2年以内の再治療は保険が効かないのではなく製作した医院の責任で無料(再診料 等は必要)ということになっています(一見患者さんのためと思われるこの規則自体、非常に多くの 問題を含んでいます)。

 A院の対応と技術に問題を感じます。B院に転医して根管治療をやり直すことをお勧めいたします。 医院が変わればクラウンの制作費は無料にはなりませんが、保険の適応になりますので負担は それほど大きくはないでしょう。

返信:
先生アドバイスありがとうございました。やっと踏ん切りがつきました。早速B院に て治療を受けたく思います。根管治療などまったく知識がなかったので、先生のHP でたくさん勉強させていただきました。やはり自己責任で医院を選び、自衛して行く しかないですね。本当にありがとうございました。

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