日付、時間:2003年6月10日 4:07
氏名: O.S
所在都道府県: 兵庫
職 業: 主婦
年 齢: 30歳
性別: female
質問:
はじめまして、唾石症と診断されて顎下腺の摘出手術をしました。
私の場合は唾液腺の末端に石灰化した大きな石があり、その他にも無数の小さなものが点在
していて排出困難と言うことで、顎の部分から切開して顎下腺を丸ごと摘出しています。今
は首の所にストローのようなものが入っており中からの液を排出しているところです。この
退院後に引越しをしてしまうので、かかりつけに通うことが出来なくなりました。
質問と言うのは、やはり再発をどう予防したらよいのか?ということです。病気について
色々調べてみましたが「体質」が関与している部分が大きいように思えてなりません、私の
唾石はカルシウム性でしたが、食物のカルシウム摂取を制限することは効果的でしょうか?
水分を多く取ることは効果的でしょうか?
日ごろの水分摂取量が少ないため、今は心して水気を取るようにしていますが、元々カルシ
ウムの多い体質なのならば、水分の増加で一時的に体内のカルシウム濃度を低下させること
は出来るでしょうが、長時間たてばカルシウムも分泌されて元に戻ってしまいような気がし
て…
そうなると、石があるような感じがしてきたら、こまめに受診し除去してもらう方法しか
ないのでしょうか?
しかし、今回の場合は突然痛くなり、受診で石があると分かった時点で摘出困難だといわ
れました。痛みを繰り返して放置していたわけではないのですが・・・どうしたらよいので
しょうかまた胆石や尿管結石などの病気にもなりやすいのではないかと思うと不安です。そ
の頻度は高いのでしょうか?いろいろ書きましたがよろしくお願いします。
<質問>
食事でカルシウムを制限することは再発に効果的か?
飲水は予防に効果的か?
胆石・結石になりやすいのか?
その他何か良い方法があれば教えてください。
感想:
受診しているとき、緊張して質問できず。いつも後で「しまった!」と思うことが多いのは
皆さん同じだと思います。自分の心に余裕のある時に質問が出来るこういった方法は本当に
ありがたいですね。
唾石ができるということは、体質的に胆嚢や腎臓にも結石を作り易いと思います。また、
同様に歯石なんかも沈着し易い体質だとも考えられます。食物同様、場合によってはそれ
以上に飲料水は結石の成因に関わっているようにも思います。
だからと言って摂取を制限することには賛成できません。
健康って、或る一面からだけ見ない方が良いと思います。カルシウムの不足は骨粗鬆症
を始めとして、生体の様々なところに悪影響を及ぼす可能性が高く、より重篤な疾患を招く
リスクが生じてしまいます。
結石は今の医学では「取れば終い」と言う比較的軽い位置付けですので、出来たときには
その時対処と割り切った方が総合的には有利です。歯石に関しても、歯石が沈着し難い体質
というのは或る意味理想的ですが、体質を有効に改善させる手段がないのでこまめに取るこ
とをお勧めしています。“その他何か良い方法?”残念ですが知りません。