日付、時間:2003年7月16日 11:47
氏名: T.H
所在都道府県: 東京
職 業: 学生
年 齢: 26歳
性別: female
質問:
中学生の時に日大歯学部にて矯正をしたため、第1?小臼歯左右上下とも抜歯しまし
た。6年前に左上顎部の残りの小臼歯を虫歯で抜歯した後、犬歯と第一大臼歯を削り、
ブリッジをしました。というのも上顎の骨が薄かったため、インプラントが出来ない
と言うことでした。
そして、現在、ブリッジ部分の歯茎のきしみと小鼻横の違和感が有るため、検診し、
レントゲンを撮ったところ「もしかしたら、歯が鼻腔に入ってしまっているかもしれ
ない。そうした場合、風邪をひくたびに、同じ症状になる。治療として、ブリッジを
外して、その部分の内部を削り、膿を出した後、内部から埋める方法があるが、歯
が持つ確率は50%である」と突然言われ、困惑しております。
もう少しきちっとした検査方法は有るのでしょうか?
また治療方法としてまず他に何か選択肢は有るのでしょうか?
また耳鼻科の方にも通った方が良いのでしょうか?
その先生は、矯正歯科医です。大学病院を紹介してもらった方が良いのかどうか、お知
恵をお貸し下さい。
感想:
こういうホームページがあると、素人の私でも、わかりやすくて助かります。質問にも答
えて頂けるなんて、嬉しい限りです。
多分根管治療不備による根尖病巣、そして手術は歯根端切除術
でしょう。成功率50%も怖い話ですが、私に言わせれば成功率10%以下
ですので、絶対に避けるべき術式だと思っています。
検査方法云々よりも、おそらく原因は根管治療の不備ですので、ブリッジをはずして
的確な根管治療を行なってくれる歯科医を、時間をかけてでも探すべきです。広い東京には
必ずいるはずですので根気良く探してください。
矯正はともかく、1本の歯を萌出後わずか数年で失うことが連鎖反応の如く、次々と歯
の存続をおびやかしていきます。折角矯正までして審美性を確保したのですから、もうこれ
以上の歯を同じ運命に追いやらないためにもメインテナンスを受けるようにして下さい。