日付、時間:2003年7月30日 18:58
氏名: K I
所在都道府県: 東京
職 業: 自由業
年 齢: 50歳
性別: male
成 分 | |
金 | |
銀 | |
パラジウム | |
銅 | |
その他 |
ブリッジやクラウンには水銀は使用されていません。あくまでも
アマルガムは詰め物だけですので心配は無用です。生体への親和性だけを考えれば、
チタンかセラミックが最も良いとされていますが、強度や加工性の
問題から使用範囲は大幅に限定されていますので、現実問題としてそれらだけで統一するこ
とはほとんど不可能といっても過言ではないでしょう。一般に使われている材質としての合
金は、金とプラチナの含有量に多少の差があるだけで、保険・保険外を問わず似たようなも
のです。
現実問題としてブリッジに使用できる材質としてはメタルボンドが最善だとは思いますが、
臼歯部の使用には破折リスクが伴い、しかも結局は金属も使用しますので費用に対する効果
面では大きな違いは期待できません。
アマルガムは目視以外に知る方法は知りませんが、歯科医ならだれにでも区別できますので
早急に取り替えておくべきでしょう。しかし、それ以外の金属となると目くじらを立てて取り
替える必然性はないと思います。それよりも、メインテナンスを着実に実行して、今以上に
新たな金属修復が増えないように努力する方が、長い生涯を考えればはるかに大きな恩恵を
与えてくれるものと確信しています。
ブリッジやクラウンのような被せ物には、アマルガムは使用されてないと、教えていただ
きましたが、 ブリッジ等の被せ物の土台とか軸に、アマルガムのような、水銀の混ざった
合金が、今も昔も使用されている可能性はありますでしょうか。
またある場合はどのように調べたら宜しいでしょうか。
よろしくお願いします。
回答:
20年以上前にはアマルガムの土台というのもありましたが、操作性・強度面の優れた材質
が開発された現在では存在しません。臼歯部(特に大臼歯)で、20年以上昔に神経をとって
被せた歯があれば可能性があります。外見は無論のこと、レントゲンを撮ってもアマルガム
を確認することはできませんので、一度はずして作り直す以外に方法はありません。
最もアマルガム使用自体が非常に稀であり、仮に過去に使用していたとすればそのまま
作り直すこともなく今時健全な状態で残っている可能性はほとんどないと言っても過言では
ないでしょう。また、被せの中ですので、水銀の流出があったとしても無視できる範囲だと
思いますよ。