日付、時間:2003年8月6日 3:25
氏名: M.G
所在都道府県: アメリカ
職 業: 主婦
年 齢: 3?歳
性別: female
質問:
先日、私の下顎埋没親知らずの件で、河田先生にご相談させていた
だいたものです。そのせつは、どうも、ありがとうございました!
今日は、私の主人の、上顎右親知らず=第3大臼歯、8、のことをご相談させていただきます。
4月あたりから、8番、大虫歯を患い、6月に、虫歯の治療をしてもらいました。7月、その
治療済みの親知らずが痛み、鎮痛剤を服用して、痛みをしのいでいたようです。鎮痛剤を飲ま
なければ、我慢できないほど、痛かったようです。
8月、やっと歯医者さんの予約がとれたのですが、なんと歯医者さんは、主人の「“完全に
生えきってる”上顎右親知らず、8、“抜かないで”、根管治療する」予定らしいのです!!!
河田先生が常々おっしゃるように、できそこないの「親知らず」をなぜ、抜かないのか、不思
議でたまりません。。。?それも生えきってるというのに。。。?
このままでは、主人の親知らず、根管治療うまくゆかず―>クラウンかぶせるがー>結局抜
歯、$175 に$500の出費のあげく、抜歯、という、いやな予感がしてなりません。。。
敬愛する河田先生、訳のわからないことをいう歯医者さんと、知識の全くない主人を、と
めるために、ぜひ、アドバイスしていただけませんか?
万が一、何らかの理由で、主人の「親知らず」抜かずに、治療保存した場合、テンポラリーの
クラウンで、一時をしのぎ、私達の保険が適用される1年後に、クラウンを入れさせようと、
思ってるのですが。。。敬愛する河田先生、どうか、宜しくお願い申し上げます。
感想:
抜歯後の神経麻痺、拝見して、私自身の下顎埋没親知らずは、当分、様子を見たいと思って
います。私自身の根管治療は、とてもうまくいったようです。今月、「歯石除去=クリーニン
グ」にいく予定で、今のところ平穏無事に毎日すごしています。これも河田先生のおかげです、
本当に感謝しております♪
親知らずの治療は通常レジン充填までで、抜髄になるような歯
は予後が悪いだけでなく、最終的に手前の歯を巻き添えにしてしまう可能性が高いので抜歯
を第一選択としています。例外として、手前の歯がすでに抜歯されているとか、永く保ちそ
うにない場合に、スペアとして抜髄を試みることがあります。
特に上顎親知らずは場所的に治療し難いだけでなく、根管形態が未完成で複雑であるため
に確実な根管治療は不可能なケースが大半です。従って、手前の歯に
重大な問題がある場合には、アメリカの根管治療の腕に託して保存に努めるという選択も考え
られますが、手前にそれほど問題がないのであれば、抜歯して、メインテナンスに励む方がは
るかに有利だと思います。