顎関節症の矯正治療は、羅針盤のない航海みたいなものだと思います。
顎関節症の矯正治療 U

日付、時間:Wed Aug 11 23:14:58 Japan 1999    氏名: a.m.   
所在都道府県:埼玉   職 業:会社員   年 齢:30歳      性別: male  

質問:
私は、4年ぐらい前より顎関節症にかかっていることがテレビを見て知り、病院でも そのように診断されました。
歯にはめるスプリントなるものをつくってもらい、半年ぐらい治療をしていましたが、スプリントを 無くしてしまい、治療をやめてしまいました。
最近になって気になり防衛医大(所沢)でスプリントをつくってもらい3ヶ月治療をしました。 口の開き具合が治療前と治療後で開き具合に変化があったので一応それで治療は 終わりました。しかし、口を大きく開けたとき歯の中心がずれて顎が、右側へ寄ってしまう のです。 同病院で聞いたところこの症状を治すには、矯正しなければ治らないと説明されました。 治療方法は、これでいいのですか?また、口を大きく開けたとき、10分も20分も開けたままでい ると痛くなってきます。

メールアドレス: zeco@gw2.gateway.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  “口を大きく開けたとき、10分も20分も開けたままでいると痛くなってきます。”って誰でも そうなると思います。確かに“口を大きく開けたとき歯の中心がずれて顎が、右側へ寄ってしまう” というのは顎関節症の一つの兆候ではありますが、それ以外に生活するのに支障をきたすような 症状はありませんか?

   あまり重大な症状がないのであれば、“矯正をするような顎関節症治療”はしない方が良いと思 います。可逆的なスプリントや歯牙のわずかな削合は、治療上の有効性が“想定されるディメリット” を大きく上回りますので治療を推奨します。
しかし、現段階においては、顎関節症治療の最終着地地点ははるか彼方の深い霧に包まれた 状態です。日常生活に重大な支障をきたすような状況であれば、何もしないより霧の中をさまよって でも少しでもより快適な着地地点にたどり着く努力も必要ですが、何も好んで霧の中に足を踏み 出すことはないと思います。

 矯正をされる先生の腕前がいかがなものであるかは全く存知あげませんが、超能力とも思える 神業的な知識と経験がない限り羅針盤のない航海みたいなものだと思います。

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