日付、時間:2003年8月19日 0:37
氏名: Y
所在都道府県: 鹿児島
職 業: 会社員
年 齢: 39歳
性別: female
質問:
左下第1大臼歯の根管治療についてお尋ねします。
2001年11月末に虫歯で神経ぎりぎりまで削って金属を被せていた歯が少し痛み出し最初の
歯科に行きましたが、神経を残す方向でしばらく経過観察ということになり新しく金属を
かぶせました。12月末、年内最後の診療日に痛みが強くなり神経を抜くことになったので
すが、治療後しばらく痛みが続くと言われ年明けに治療をお願いしてその日は鎮痛剤を3日
分もらって帰宅しました。ところが、その日の夕方より痛みがかなり強くなり頬は腫れ上が
り眠ることできない状態で6日間我慢しました。年明けすぐに診てもらったのですが、金属
をはずすと同時に血と膿が出てきました。中で神経が死んでいたそうです。それから2,3日
間は開放状態で抗生剤を飲んだと思います。
その後、最初のうちは針で中をかきだし綿栓と薬を入れ仮のふたをすることを週1回して
いたと思うのですが、そのうち薬の交換だけの日が多くなりました。それから、1年7ヶ月間
通院しましたがどうしても硬いものを噛んだり歯磨きをした後に歯茎のはれた感じや鈍い痛
みが治りませんでした。時には左の顎にも少し痛みを感じたこともありました。
今月8月より転院し今日まで3回の治療をしましたが、1回目は根管調節器(?)を使って針 で中を書き出し、薬を入れ(綿栓は使わず、直接注入。)レーザーを当て仮のふたをして抗 生剤を3日分飲むように言われました。2回目はレーザーと薬の交換と抗生剤3日分、3回目は 針を使いましたが中に膿がたまっているか確認した程度と薬の交換とレーザー、抗生剤3日分 で飲み薬は今回まで飲んでくださいとのことでした。ちなみに根管に入れる薬の名前がわか りませんが、ネオクリーナーだけは聞き取れました。
感想:
歯石除去がこんなに大切なのかと改めて考えさせられました。これからも素人にわかり
やすい情報をお願いします。
抗生物質は一時的に炎症を抑えますが、根本的な原因を排除しない限り炎症を繰り返しま
す。その戦いは、生体が原因をくいつぶすまで永遠に繰り返されていきます。しかも必ずし
も原因を食いつぶしきれるとは限りませんので、死骸ともいえる膿がどれだけ出れば終わり
になるという見込みは一切ありません。生体にとって食いつぶせない原因を人為的に取り去
ってやるのが元来の医療です。結果からみて、1年7か月の医療は原因を取らないで、ただ
ひたすら湧き出てくる細菌の一部を殺すことに始終していたと言わざるを得ません。
そのような状態では、どちらのパターンであったかが判ったとしても全く関係ないでしょ
う。要は根管内の汚物さえ人為的に排除してやれば治るはずなのに、それが出来ていないだ
けのことですのでこのまま治療を継続しても偶然原因が排除されない限り治癒は見込めない
と思います。
回答:
鹿児島に限らず、同じような考えの先生はほとんど皆無で探し出す手段はありません。
根管治療のことだと思いますが、それだけなら基本的に1日。経過がよければ、それ以降の処
置は地元でしてもらうのが現実的な対処だと思います。