日付、時間:2003年8月20日 16:25
氏名: N.K.
所在都道府県: 宮城
職 業: 主婦
年 齢: 54歳
性別: female
質問:
3月下旬歯科治療の材料(レジン系物質)でアレルギーを発症。同時期右上奥1番目と左上
奥から3番目(過去に治療して金属をかぶせていた。)が痛み出した。アレルギーの対応に
追われ、6月上旬から根の治療を開始。
右は上顎洞内に根の先が穿孔しており、血と膿が出た。左は根の先が曲がっていて、根の
治療ができずに放置。両方ともいじると刺激で激痛が起きた。レフトーゼの服用をやめると
痛みが強くなり、テグレトールではふらつきがひどく、痛みは取れない。8月初旬転院して、
右は根の治療を続行中(歯を支える上顎の骨がレントゲンで白く映っている)。
左は8月13日に抜歯したが共に痛みが続いている。現在上顎骨炎ということでリチーム30ミ
リを1日3回服用し、右の歯の根の治療を続けているが常に痛みがあり今後どのような治療をし
たらいいでしょうか。
一言でいうならば、的確な根管清掃(治療)と根管充填でしょうね。
レジン系物質でアレルギーを発症というくらいですから、通常以上に異物に対する反応がきつい
ように思います。その過剰なアレルギー体質に、無用な根管治療の薬剤刺激を加えていたのでは
治るモノも治りません。抜歯は最も適切な原因除去療法ですが、大切な歯を失ってしまいます。
「抜歯しないで原因だけを除去する」これこそが最も望まれる治療方法です。
原因は根管内に貯留する汚物。そして、原因を除去しないまま消毒と称して加えられる薬剤
刺激。これらを排除して、なおかつ再び汚物が貯留しないように綿密な封鎖(根管充填)を行な
うことが解決の近道です。