最大の焦点は、その親知らずを存続させる意義があるのかどうかということです。
親知らず付近

日付、時間:2003年9月3日 21:06   氏名:  あきら.K   
所在都道府県: 群馬    職 業:  会社員  年 齢: 28歳      性別: male 

親知らず付近 質問:
 私は、奥から2本づつ上下左右とも詰め物がしてあり、3・4年前に親知らずが生えてまして、 歯医者に見てもらったところ、親知らず付近の磨き残しが多く若干歯肉炎があるので歯磨きに は、もっと気をつけるようにと言われました。
そこで、超音波型の電動歯ブラシか、ジェット水流型の歯ブラシ?のどちらかを購入しようと 思っているのですが、どちらの方が良いのでしょうか?
または、手での歯ブラシで十分なのでしょうか?

回答  最大の焦点は、その親知らずを存続させる意義があるのかどうかということです。 常識的には、親知らずはできるだけ早や目に抜いて、それ以外の歯を抜かずに済むように メインテナンスを継続することが最善の方法です。その原則を曲げてでも親知らずを存続 させることが必要だとするならば、ご質問の意義が発生するという順番であることを念頭に 考えて下さい。

 “親知らず付近の磨き残しが多く”というのは解剖学的位置関係から当然の成り行きです。 そんな磨き方をしても磨き残しが多い部位である以上、どのように磨くか以前に磨きやすい 環境作り、すなわち余計な歯肉を切除して(包茎手術みたいなもの)磨き易い環境を整備した 上で、親知らずを守るために必要な様々なグッズを取り揃えて本腰を入れて取り組む必要が あります。

 私の価値観から言えば、親知らずを残すためにそれだけ努力を払うよりもそれ以外の歯を 残すために労力を裂いた方が有益だと思いますが、あえて言うならば、どちらが良いかと言 うよりも両方とも必要でしょう。電動歯ブラシは歯茎から露出した部分を強力に清掃します が、歯茎に隠れた部分までは清掃できません。ジェット水流は歯茎に隠れた部分も清掃でき ますが、虫歯を抑制するほどには歯面の清掃はできないはずです。
 強いて言うならば、通常の歯磨き+ジェット水流。それよりも強力なのが、歯科医院におけ る定期的な歯石除去、という順番でしょうか。