状況を把握した上で何が必要か、何ができるか…
重症の歯槽膿漏

日付、時間:2003年9月16日 11:35   氏名:  まさ   
所在都道府県: 兵庫    職 業:  会社員  年 齢: 38歳      性別: male 

重症の歯槽膿漏 質問:
 かなり重症の歯槽膿漏で困っています。
3年ほど前に前歯(下側)がぐらついて診てもらったところ歯槽膿漏と診断され、歯石を 取る時にその歯が抜けてしまいました。それからは歯磨きも毎食後かかさずしているので すがますます悪化するばかりで現在はそのまわりの歯もかなりぐらついて今にも抜けそう な感じがして恐ろしくて食事も歯磨きもろくにできない状態にまでなってしまいました。 少しでも早く歯医者さんへ行かなければならないことはわかっているのですが、嘔吐反射 が強くてなかなか行く勇気が出ずずるずると今日まで放置してしまいました。

 やっとのことで先生のホームページにたどり着き先生ならば診ていただけるかなと思い 書かせていただいております。長期間の治療が必要だと思いますし、治療が困難な患者だ とは思いますが先生の所へ行かせていただけましたら診ていただけますでしょうか?

回答  歯石を取ったから歯が抜けたのではなく、ちょっと触っただけで抜けるような状態で抜けて しまう程に歯槽膿漏が進行していたということは重々分かっていらっしゃると思います。そこ まで緊迫した状態でなおかつ3年も放置されていたのですから相当に危篤な状態になってしま っているものと想像されます。
 嘔吐反射がきついからといって歯槽膿漏のケアが免除されるものでもありません。更に病状 が進行してしまった場合、今以上に不愉快な治療が必要となり手のつけられない状態になって しまうことは容易に想像できます。ダメになってしまったものには見切りをつけて、まだ救わ れる可能性のあるものについては最大限のコントロールを行なうことが必要です。まぁとにか く一度診断してみて、状況を把握した上で何が必要か、何ができるかを話し合ってみたいと思 います。


返信:2003年9月17日 13:24
 お忙しい中、早速のご返事ありがとうございます。
全て先生のおっしゃる通りだとおもいます。先生のお言葉で目が覚めました。手遅れかもしれ ませんがこれからはもっと前向きに考え治療に専念したいと思います。早急に予約を取らせて いただきますのでその時はどうかよろしくお願いいたします。