日付、時間:2003年10月15日 10:58
氏名: TakiTaki
所在都道府県: 中南米
職 業: その他
年 齢: 59歳
性別: male
質問:
私、ブラジルに在住するものですが、歯槽膿漏で歯が抜けた部分に二年ほど前からインプ
ラントをすべく、歯骨が少なくなった部分には増骨のための手術を施し、基礎のボルト何本
かを埋めこんだまでは良かったのですが、今日の術後、レントゲン写真で上部右奥歯(7番)
のボルトが歯骨に留まらず、上顎洞の中に抜け落ち上顎洞の右上部奥の方に移動してしてい
るのが分かったのです(4日前のレントゲン写真では埋め込んだ近くの歯骨の上部、上顎洞の
下部に横になっていた。この写真を元に今日歯医者は抜け落ちたボルトを取り除くことを試
みたので、見つけて取り除くことが出来なかった)。
歯医者は後日、再度、歯骨に穴をあけ探し取り除く手術をするといってますが、取り除く
ときに上顎洞に傷がついたりしたらどうなるのか心配です。医者はもしボルトが上顎洞に残
っても問題ないと言ってますがほんとに蓄膿症(もう既に蓄膿気味と感じてます)、眼の関
係、耳の関係に問題ないのか心配です。この疑問の返事を頂けますように宜しくお願いします。
14−Out−2003 Brasil
インプラントに使う材質は元々生体親和性の良いもので、蓄膿など炎症を起こすものでは
ありません。しかし、何といってもインプラントに失敗したということ事態、歯槽膿漏の
進行傾向が強いという生体の抵抗力とのからみで異物と認識されて炎症を起こしたわけで
すのから上顎洞内でも同じように炎症を起こす可能性が高いと思われます。
結論としては何としてでも除去することが必要と思われます。その際、歯科領域では昔な
がらのアナログ的手術ですので、手探りで落し物を探すようなものです。その点、医科領域
では、内視鏡というスグレモノを持ち合わせていますので除去は簡単だと思います。再度
アナログ的操作を行なうか、耳鼻科などに相談して現代的操作を行なうかを検討すべきでは
ないでしょうか。