歯周疾患進行には、上行性歯髄炎といわれる進行パターンもあります。
上行性歯髄炎

日付、時間:Sat Aug 14 15:10:14 Japan 1999    氏名: sn   
所在都道府県:神奈川   職 業:その他   年 齢:49歳      性別: female  

質問:
歯槽膿漏のため、比較的若い頃から、自分の歯を失っていました。現在、上は3本、 下は10本ほど残っており、大事にしております。
2,3年前より、下の奥歯で、噛んだときに、歯の奥の方(歯の下の深いところ、つまり顎の方です) がズンと響くようなものすごい痛さを感じる歯がありました。かかりつけの歯医者さんに言うと、 知覚過敏だろうとのことで、特に治療はありませんでした
見ても、特に、歯茎がはれているとか、血が出るとかいうことはなく、しっかりした良い歯でした。 ところが、先日、ものすごい痛みとともに、いきなり頬から顎にかけてはれてしまい、抗生物質を 飲みました。痛みも取れ、はれはひいたのですが、歯がガタガタになり抜くしかないと言われました。 (この時も特に歯茎がはれている様子はありませんでした。)
何年も前から、ときどき痛むことを訴えたいたのに、何もしてくれないで、いきなり抜しないは ないでしょう・・というのが私の思いです。
また、歯槽膿漏って、歯茎からやられ行くものなのに、これは一体何なの、とも思います。 (今まで抜くことになった歯は、歯茎がはれ、だんだんグラグラしてきて・・ついにというパターン でした。)母親も早くから総入歯でしたし、遺伝だと思って諦めてはいますが、他の病院でも 1度見てもらいたい気持ちになっています。やはり、大学病院などが良いのでしょうか。

ご意見・ご感想:
一生懸命手入れをして、徐々に抜かざるを得なくなったら、歯槽膿漏なの だからしょうがいと諦めていました。ところが、上記のように諦められないような事態が起こり、 まずはか情報をと、インターネットでここを見つけました。知らないことだらけで、恥ずかしくなります。 近くなら伺いたいところです。せめて、もっと早くこのようなHPがあることを知っていたらと思っています。 これからもよろしくお願いします。

メールアドレス: PXM04641@nifty.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  結果からみれば、2〜3年前に抜髄(根管治療)しておくべきだったと思います。 今からでも試みてみる価値はあるでしょうが、おそらく結果は×。また根管治療をしてくれる 歯医者もいないと思います。 詳しい状況を診ないと正しい判断はできませんが、その歯は“抜歯やむなし”でしょうね。

 歯槽膿漏の一般的な認識は「歯茎がはれ、だんだんグラグラしてきて・・ついに」ですが、 今回のように上行性歯髄炎といわれる進行パターンもあります。今の歯科医療水準と歯周疾患 に対する認識(学会の常識)では、いたしかたのない状況だと思います。  このような状況を打破するために、このホームページで情報を発信しているわけですが、まだまだ 力不足で学会の認知を得られるに至っておりません。

 結果は分かりませんが、「私ならもう少し延命処置が可能だったろうな」という思いでいっぱいです。


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