再植歯がいかに確実な根管治療が行なわれているかどうかが問題です。
歯牙移植について

日付、時間:2003年11月12日 21:13   氏名:   T.O  
所在都道府県: 東京    職 業:  会社員  年 齢: 30歳      性別: female 

歯牙移植について 質問:
 はじめまして。歯牙移植について検索していてこのページを見つけました。Q&Aに前例がな いようなので教えて頂きたいのですが、先週金曜日に、右上6番を重症の虫歯のために抜歯し ました。その後、親知らずの移植をする予定なのですが、先生が「患部が落ち着いてから親知 らずを抜き、移植したほうが良い」とおっしゃって、移植の予定は年明けという話になってい ます。しかし、知り合いの歯医者さんに聞いたところ(そこは歯牙移植は行っていません)、 「すぐ移植しないと、骨が固まって骨にダメージを与えることになる」と言われてしまいまし た。
もう抜いてから1週間経とうとしているのですが、歯牙移植はもう不可能なのでしょうか?
それとも急いで移植に踏み切るべきなのでしょうか?
是非教えて下さい。ちなみに、抜いた6番の場所は未だに痛い状態です・・・。

回答  “抜いた6番の場所は未だに痛い状態です”は問題ですが、炎症がある程度治まり次第 植えた方が無難かも知れません。しかしそれ程あせる必要もないようにも思います。と言 いますのが、抜歯窩に骨ができるのに6か月〜9か月(完全治癒は1年)かかるからです。 完全に治癒したのちも骨を削って移植することは可能です。2か月先だと折角再生しかけた 骨を削らなくてはいけない可能性もある反面、抜いた歯と移植する歯では形態が必ず異なり ますので、何時植えたとしても周囲の骨を削らなくては入りません。従って、ここは何も 担当医に逆らう必要もないでしょう。
 再植の成否は移植する時期よりも、再植歯がいかに確実な根管治療が行なわれているか どうかが問題です。中には根管治療なしで移植されている先生もいるようですので、そちら の方を確認されておいた方が良いと思いますよ。