日付、時間:2003年11月12日 21:51
氏名: st
所在都道府県: 東京
職 業: 主婦
年 齢: 43歳
性別: female
質問:
1月より右上の第2大臼歯が痛み、今、3箇所目の歯医者さんで治療をうけはじめました。
最初のところで神経をぬき根の治療をしましたが、先まではできないのでぬくしかないといわれ
2軒目に行きました(6月から10月)。根の治療も、前のときよりはおくまでやってくださっ
たので、痛みもすこしはよくなったのですが、根の治療の時もう少し奥まで行けばいたみの元に
届くのにというところで止めてしまい、まだ痛みがあるのにもう完璧ですといって詰め物をして
土台をいれてしまいました。
このままかぶせられては大変だと思いもう一度いたみのことをいうと気にしすぎといわれてし
まいました。その後様子をみても痛みがとれないので(電動歯ブラシで磨くと鋭い痛み、押して
も痛いし、硬い粒を噛んでも鋭い痛み)歯茎のお掃除をしてみますといわれ歯周病がみつかりま
した。骨も解けていて歯の根の分かれているところが一箇所だけ見えているのでよくお掃除をし
ないと中にカスが入ってしまうとのことでした。先生もちょっと困ったようでこんど歯茎を切っ
てそうじをし、幕を張って骨を増やす手術をしようといわれました。
私としては、根の治療の時の痛みが続いている感じなのでもう一度、根の治療をしてほしかっ
たのですが十分な説明も無くそれはもう終っていることですといわれてしまいました。そういう
わけで3軒めに今行ったところ根の治療は先までできているようだけれど2箇所しかないのであ
と1箇所あるのかもしれませんといわれて探してくださいましたが、見つかりませんでした。土
台をとったせいか前より押したときの痛みは減ったようですが、歯の根元が見えている部分には
ぶらしをあてると鋭く痛みます。おまけにその前の第1大臼歯と第2小臼歯まで歯周病といわれ
どうしたものかと思っています。今の先生は割りと評判もよさそうなのですが、見つからなかっ
たというだけで他の若い先生にかわってしまいこれからどうするのか聞けませんでした。
私は、前の根の治療をもう少しおくまでやっていただきたいのですが。これからどのような治
療をうければよいのでしょうか。どこがわるかったのでしょうか。先生のところがちかければ本
当にみていただきたい気持ちです。お忙しいところ申し訳ございませんが宜しくお願いおたします。
感想:
本当にこんなに頼りになるホームページがあって心づよいです。とても勉強になります。どう
ぞ宜しくおねがいいたします。
根管治療に関しては技術とか熱意の差が大きく結果に表れます。しかし、全ての歯が完璧に
治療できるものではありません。特に上顎7番ともなると根管形態も複雑でかなりの頻度で治療
不可能な歯が存在します。「できるだけの治療をして使える所まで」という場合も少なからず
あるように思います。
まぁそれも重大な問題かも知れませんが、「歯周病がみつかりました」という認識は困りま
す。歯周病は全ての人に20歳頃から認められる疾患で、そろそろ中期にさしかかっただけの
話しです。おそらく年相応ではないかと思われます。いつか必ずこうなることは分かっている
はずですので、今までにケアに目覚めておくべきだったと思います。このまま放置しておけば、
50〜60歳のころには上顎の奥歯を手始めに次々と末期状態に突入していきます。今からでもケ
アを始めれば、おそらく生涯歯槽膿漏で歯を失うことは免れる程度だと思いますので徹底した
メインテナンスを行なって、歯槽膿漏とむし歯の進行を最小限に留める努力をすれば問題の
歯を失う以上に大きな成果が得られるはずです。