“必要もないのに、神経は抜きたくない”のはどこの歯科医でも共通の認識を持っています。
神経を抜く時期

日付、時間:2003年11月19日 23:50   氏名:  Y.K  
所在都道府県: 鹿児島    職 業:  会社員  年 齢: 43歳      性別: female 

神経を抜く時期 質問:
 神経を抜く治療についておたずねします。
右の7番の詰め物がとれたので、半年ほど前に、削って治療しました。2週間ほど前から、その 歯の奥がチリチリと痛みます。通っている歯科医院の先生は、奥が悪くなっているのだろうが、 歯をたたいても痛くないから、今、神経を抜くのは早すぎるということで、詰め物の部分を 少し削って高さを低くし、痛みどめをもらいました。よく睡眠をとり、疲れをためないように とも言われました。が、やはり、一日数回(特に目覚めのときなど)、周期的に、痛みを感じま す。このまま、本当に痛くなるまで、ほおっておいていいのでしょうか?

 激痛ではないのですが、鈍痛を感じるときは仕事も集中できません。旅行や忙しいときに、 激痛に襲われたらと思うと不安も感じます。今、通っている先生は、根管治療は、一日ですま せてくださいますし、レントゲンで、根まで薬が入っていることを確認させてくださいます。 ですから、神経を抜くのはこの先生にお願いしたいと思っています。
とはいうもの、以前、やはり、まだ神経をとるには早過ぎると言われ、しばらく置いてから神 経を抜いてもらった左の6番の歯が、削っている途中に中で根が折れていることがわかり、抜く しかないかもと言われてショックだったことがありました。幸い、折れていたのは削る部分だ ったので、抜かずにすんだのですが・・。そのことを思うと、早めに抜髄してもよいような気 もするのですが・・。しかし、先生としては、必要もないのに、神経は抜きたくないという方 針なので激痛でもないのに、神経を抜くとなると、ムリにお願いする形になるので、気を使い ます。
先生の言うとおり、歯をたたいて痛みを感じるまで、待つべきなのでしょうか?
それとも、ムリにお願いしてでも、神経を抜いてもらっていいでしょうか?

感想:
歯の治療について、くわしい情報があり、とても参考になりました。ありがとうございます。 このような、質問コーナーも設けていただき、感謝しています。

回答  “必要もないのに、神経は抜きたくない”のはどこの歯科医でも共通の認識を持っています。 “歯をたたいて痛みを感じるまで”ということは、歯髄の炎症が根尖部に波及してということ ですので、その時点では歯髄内の炎症は明らかです。すでに“激痛ではないのですが、鈍痛を 感じる”ということはすでに歯髄の炎症も明らかです。
 ここから先の認識が異なってきますが、この炎症を起こした歯髄が回復可能かどうかの認識 です。限られた血流で生活している歯髄にとって、“ちょっとしみる”程度であれば回復の可 能性を信じて対処しますが、それ以上の症状を呈する炎症はまず回復の見込みはありません。

 私であれば即刻抜髄に踏み切りますが、根管治療に地震のある先生を他に探すデメリットを 考えるともう少し指示に従うこともやむを得ないかと思います。


返信:2003年11月20日 21:33
 早速、質問に答えてくださり、ありがとうございました。
なおっ たかなあと思うと、また、少し痛むという繰り返しの日々ですが当初よりは、痛みが おさまってきてはいるようなのでもう少し、様子をみてみようと思います。
一人であれこれ考えると、不安でますます落ち込みますが、河田先生のhp、メールの回答で、 少し気が楽になりました。本当にありがとうございました。