せめて今の状態を生涯キープすれば悔いは残らないはずです。

どこまでも虫歯

日付、時間:2003年12月2日 20:11   氏名:  H.M  
所在都道府県: 北海道    職 業:  主婦  年 齢: 28歳      性別: female 

どこまでも虫歯 質問:
 先日、2週間ぐらい治療していた歯を今度来たら抜きましょうといわれました。
先生がおっしゃるには、歯をどんなに削ってもどこまでも虫歯なので残せないとのことで す。しかし、その二本とは右上の歯の第1小臼歯4,5です。その二本をぬかれてしまうと、 前に抜かれた歯を含めて、小臼歯4から第2大臼歯までがなくなってしまいます。部分入れ 歯にするというお話のようでしたが、本当にそうするしかないのでしょうか?
お答えいただけたら嬉しいです。宜しく御願いします。

回答  “歯をどんなに削ってもどこまでも虫歯”という所まで放置しておくということ事態非常に 大きな問題です。問題の歯の結末が如何なるものかに関わらず、他の歯が同様の運命をたどら ないようケア・検診・メインテナンスを積極的に行なうようにして下さい。

 問題の歯については、最低でも数軒の歯医者に相談してみる価値があります。抜歯の基準は 各歯医者ごとに、技術・価値観・熱意が異なりますので導き出される結論と結果は異なります。 無論誰が診ても保存不可能という結論もあるし、仮に保存可能として治療を試みたとしても、 長い寿命は期待できません。
 仮に抜歯になった場合の対処としては、インプラントも選択肢に入りますが、上顎臼歯部は 骨量が少なく植立不能という診断もあります。そうなると部分入れ歯しか選択の余地はなくな りますが、その場合でも入れ歯になる不安よりも残った歯が同じ運命をたどらせないような方 向に頭を向けてください。恐ろしいのは連鎖反応のように次々と歯を失うことであって、せめ て今の状態を生涯キープすれば悔いは残らないはずです。

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