痛みがあったら普通は抜髄。
抜髄の決断

日付、時間:Tue Aug 24 23:37:11 Japan 1999    氏名: 森 まき   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:38歳      性別: female  

歯牙研磨切片
ムシ歯がかなり歯髄に近接しています。
普通この状態では痛みがありません
…ということは痛みがある時って!!
質問:
約5年前に虫歯治療して銀を被せていた左下奥から2番目の歯なんですが、最近 うずき始めたので歯医者に行き、あけて見たら黒く虫歯になっていました。
神経が見えるくらいまで削ったのですが「大丈夫だろう」との医者の判断で神経はそのままに、 正式のかぶせものをしました。以後10日間、ずっと軽い痛みがありましたが、「正常な症状です」 との事で放置していましたら、突然舌で「触っても痛い、かみ合わせなんてもってのほか、処方して もらった鎮痛剤を3錠飲んでも効き目無し」の状態になり(その歯医者が連休だったので)休日診療 の歯医者へ行きました。
「神経が腐って腐敗してガスを出し、その行き場なくての痛みです」との診療でとりあえずの応急 処置をしてもらいました。3万もかけて白いかぶせものをしたものですから、再度最初の歯医者で 事情を説明して診療してもらっているのが現状です。

で今日午前中、これまでに神経を薬で殺す処置を2度やったのにまだ奥の方が死んで いなかったので、麻酔をかけて奥の神経までガリガリ殺ぎ落とす処置をし強い消毒剤を縫って 仮のフタをしました。 ところが午後からシクシク痛み出して、夕方にはまた、舌でさわっても痛いくらいになりました。 かみ合わせもダメです。左のほっぺたの内側と歯茎の間あたりがブヨブヨと腫れていますし、 また何か悪い状態になっているのでは?と心配になり質問させていただきました。今は鎮痛剤を 飲んではいません。長い文章ですみませんが、よろしくお願いいたします。

メールアドレス: morimaki@tkd.att.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  “うずき始めた”のに“神経はそのままに”して、“3万(3万は安い??…ポーセレンインレー 程度でしょうか?)もかけて白いかぶせもの”をするのは考え物です。 おまけに今時悪名高い 亜砒酸を安易に使って・・・・。

 本来うずき始める前に治療しておくべきことではあるのですが・・・・。“うずき始めた”ら完全に 歯髄炎です。歯髄保存の立場から抜髄を極力避ける努力は必要ですが、やはり抜髄が妥当な 選択だったと思います。
 抜髄にあたっての亜砒酸は、あらゆる組織を破壊する薬ですから歯の神経を殺すだけでなく 歯肉に接した場合には歯肉を破壊します。破壊された歯肉は、亜砒酸を除去すれば数日で回復 しますので心配はいりませんが、一刻も早く除去して繰り返し洗浄するようにして下さい。

返信:
さっそくお返事いただきありがとうございました。 不安に思っているときでしたので、大変心強く、ホッといたしました>^_^<

翌日、知人に紹介してもらった歯医者に行きましたら、先生がおっしゃったのとほぼ 同じ内容の感想をもらしながら、処置してもらいました。 痛みはすぐおさまり、きょう2度目の通院をしましたが、丁寧に神経のお掃除(・・・と言ったらいい のか?)をしてもらい、圧力がかからないように自分でもすぐにとれる、軽い綿のフタをしている 状態です。 もちろん、堅い食べ物は噛めませんが、痛みはなく、久しぶりに普通の生活ができています (普通にしていられる事がこんなに、嬉しいなんて・・・)
本当にありがとうございました。

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