日付、時間:2004年1月27日 10:41
氏名: M.O
所在都道府県: 兵庫
職 業: 主婦
年 齢: 39歳
性別: female
質問:
昨年10月に下右2の歯肉痛が有、翌日には歯肉の痛みは治まりましたが顎の右先が遠目に
見ても分かる程腫れました。12月に再び歯肉痛が有、痛みが治まらず歯科に行きましたが、
「歯の磨き方が悪い」と思い切り強い力でガリガリ歯茎の奥までされ、涙がでました。お
かげで、会計を済ます頃には顎から右全般にかけ痛みが広がり、涙を抑え家路につき、そ
の後3週間寝込みました。しかし、歯垢を取った際に歯茎に傷が出来たらしく米粒弱位の大
きさで赤い腫れが残り、歯がぐらつき、なんともなかった隣3まで少し動く様になってしま
いました。
先週、再び痛んだので1月に行き始めた歯槽膿漏の治療を挙げている歯科で診てもらった
のですが、膿も少し出て6m入るので重度の歯槽膿漏といわれました。が、痛みを抑える処
置は何もしてもらえずマウスピース様の物を作るため歯型だけ採りました。自分で見ても歯
肉が小さく赤く腫れ歯肉から顎にかけ痛みが有、レントゲンを見ると顎の痛む部分の色が他
と違い薄黒くなっていました。本当に、他に処置のしようは無いのでしょうか。よろしくお
願いします。
感想:
先生のホームページに出会えて歯槽膿漏の治療が可能な事を知る事ができ良かったです。
もう少し早く調べれば良かったと,後悔してます。
歯槽膿漏だけではなく根尖病巣なんかもあるのではないでしょうか。それとも歯石除去が
不十分なのかも知れません。とにかく医療の原点は原因の除去です。歯槽膿漏による腫れの
原因は歯石ですが、これを完全に取り除けば炎症は速やかに治まります。それが中途半端だ
と、炎症を起こす原因を残したまま刺激や傷を与えたことになりますので後の痛みはひとし
おでしょう。同様に、炎症の原因が根尖病巣など他にあるにも関わらずそれを放置したまま
刺激や傷を与えるとかえって痛みを与える結果になるでしょう。
理論的な話しをすれば、今沈着している歯石を完璧に取り除けば炎症は治まります。しか
し、歯磨きをしても歯石は簡単に沈着してきますのですぐに元の状態に戻ってしまいます。
そこで、一度取り除いたあとも毎月歯石除去(これは簡単な除去で結構)を行い続ける必要
性がでてきます。そして、常に歯石がない状態を保ち続ければ炎症が起こることもないので、
歯槽骨の破壊は永遠にストップしてしまいます。
歯槽膿漏進行抑制に有効な効果が期待できるのは唯一この方法です。これを行なわずして、
マウスピースであろうがブラッシングであろうが何らの有効な結果を期待することはできま
せん。