日付、時間:2004年2月4日 13:10
氏名: 泉香
所在都道府県: 奈良
職 業: その他
年 齢: 27歳
性別: male
質問:
前歯の1番が1本八重歯のように出ていますが、最近ねじれぎみに出てきたんじゃない?
と言われました。
自分では毎日見ているので気づかないのですが、そういわれると前に比べ出てきているよう
に思います。あごの骨が小さく歯が大きいので歯並びは悪いほうで、何年か前歯を何本か抜
いて矯正したら?と言われたこともありますが怖くてしていません。したほうがいいのでし
ょうか?
歯には元来近心移動傾向といって、奥の歯が前に寄ってくる傾向があります。全ての歯が
しっかり揃って、綺麗に並んでいる状態では何も問題は起こりませんが、抜けた歯があった
り、少しはみだした歯があれば“おしくらまんじゅう”状態でますます傾いたりはみだした
りします。“最近ねじれぎみに出てきたんじゃない”というのは事実だと思います。そして、
今後もますますその傾向が強くなっていくことが予想されます。
だから矯正と簡単に結論をだすのは早すぎます。矯正には多額の費用がかかるだけでなく、
精神的苦痛に加えて、実質的な歯牙や歯周組織へのダメージも加わるからです。多少の歯列
不正程度であれば、そんなことに労力を費やすより今ある歯を生涯残すためのケアに費やし
なさいというのが私の見解ですが、歯並びが悪いと虫歯や歯槽膿漏になり易いという事実も
あります。相談だけならおそらく何処の矯正医も格安の費用(私の紹介先は¥2000)で大ま
かなメリットや処置方針を説明してくれると思いますので、一度近くの矯正専門の先生に聞
かれてはいかがでしょうか。
矯正を行なう場合、通常犬歯の後ろの歯(第一小臼歯)を抜歯し、その空いたスペースを
利用して残った歯を並べます(大人の矯正は、残存する歯の状況を見極めてより寿命の短そ
うな歯を抜歯の対象にするような配慮もあるはずです)。