日付、時間:2004年3月16日 18:28
氏名: KT
所在都道府県: 東京
職 業: 会社員
年 齢: 29歳
性別: male
質問:
はじめまして。お忙しいところ申しわけありませんが、ご質問させてください。根管治療
がうまくいかず今後どうするべきかを悩んでいます。今までの経緯は下記の通りです。
1年前に右上の5番が虫歯になり、治療後も痛みが消えなかったため、神経を取りました。しか
しその後も冷たいものがしみたり、鈍い痛みがあったりしまして、症状を訴えたのですが、担
当医はそんなことはないと言い、クラウンを被せました。
それからも症状は続きまして、結局3回ほど転院しました。別の歯科でも根管治療のやり直し
をしたのですが、症状はあまり改善しませんでした。
そこで意を決して自由診療の歯内療法専門医へ行きました。そこの先生は顕微鏡を使っての右
上5番の再治療や、歯石の除去、まわりの歯の検査等を行ったのですが、症状はあまり改善しま
せん。その先生によると、どの歯が原因で症状がでているのかが分からないそうで、非常に難
しい症例だとのことでした。「一生症状が消えなくても我慢できますか?」と何回も聞かれて
いるような状態です。自覚症状では右上5番がしみているように思えるのですが、先生によると
根管はきれいになったのでそのはずはないとのことです。
原因を特定して、その原因を排除するのが医学の原点で、もしそれが100%可能であれば
病気は100%治癒するはずです。しかし、現実の治癒率が70%?程度だということは、原因が
特定できないか、特定できても排除できないかのどちらかです。
原因と思われる候補は通常3〜5個程度思いつきますが、それらを排除したにも関わらず症
状が改善しない場合には原因不明というレッテルを貼ります。その場合、思いつく原因と排
除する技術にも個人差がありますので複数の先生に治療していただくことをお勧めします。
それでもなおかつという場合には現代医療の限界だと悟る必要があるのではないでしょうか。
あとは現代医学のレベルを超えた特殊な先生を探すしかないということになりますが、そ
れも試したということですのでそれ以上の望みは薄いように思います。
変に、三叉神経痛とか噛み合せが原因という他の診断名がつくことの方が怖い方向に向かう
と思います。単純に根管治療かそこに派生する何かが原因だと思いますので、その原因を明確
に診断できる歯科医を探すしかないでしょうね。