日付、時間:2004年3月25日 0:07
氏名: H.M.
所在都道府県: アメリカ
職 業: 主婦
年 齢: 37歳
性別: female
質問:
昨年3月、日本で左下第1大臼歯を根管再治療による根管披裂を原因とする激痛で抜歯
しました。アメリカに来てブリッジかインプラントを選択しようと迷っているうちに、
今年の3月初めより左下第2大臼歯のあたりに鈍痛が出てきました。咀嚼による痛みはあり
ませんでした。
歯科医にいったところ、biting test陽性で歯冠にヒビが入っているので歯冠を削り、神
経の末端を処理してからクラウンをかぶせると言われました。この処置を3/10にされたので
すが、結局歯冠にははっきりしたヒビは見つからなかったと言われました。その後もだるい
ようなムズムズする不快感がこの大臼歯とその周りの下顎に残ります。数日前からペニシリ
ンを投与されていますが、完治しません。
これは歯根に問題があるのでしょうか、それとも抜歯後、第2大臼歯が少しずつ中央に寄っ
てきているための不快感という可能性もありますか?
今後ブリッジを選択しようと考えていますが、歯根が割れて半抜歯ということになればブリ
ッジは不可能でしょうか?
よろしくお願いいたします(こちらでは受診料が高く、安心して歯科医にかかれません)。
第2大臼歯の状態が把握できませんが、年齢的にも歯槽膿漏を疑って最低限歯石除去を行なう
必要があります。神経のある歯のようですのでいなりヘミセクションに
なるような破折という事態には至らないはずです。また根管治療の不備はないものの、何らかの
原因で神経が死んでしまっているという可能性も視野に入れて診査しなくてはいけないでしょう。
この場合、歯の移動による不快感は考えられません。
最終的な補綴処置とすれば、できることなら周囲の歯の寿命を縮めるBridgeよりもインプ
ラントの方がお勧めです。