日付、時間:2004年3月31日 7:41
氏名: K.Y
所在都道府県: 兵庫
職 業: 会社員
年 齢: 41歳
性別: female
質問:
はじめまして、根管治療についてお伺いします。'04.3.16付K.Tさんの
質問へのお答え大変参考になりました。
最近右顎関節から右下7番の根っ子付近の痛みが増大、物を噛んでも痛むため受診。右下7番
(治療済)の根管清掃をすることになりましたが、以前詰めた根管奥の薬が取り除ききれず、痛
みが取れなければ抜歯するしかないと言われました。再度試みるも改善されず、担当医はレン
トゲンを見る限りそんなに痛むはずはない。根管奥の薬を取る際にも痛がったり痛がらなかっ
たりするのはおかしい!と激怒。
数年前、別の医院の定期健診で虫歯が見つかり(右下5番)治療→激痛→抜髄→長期間激痛→
抜歯→抜歯後痛→三叉神経痛の疑い?という経緯があり薬物アレルギーでもあるので不安です。
このまま抜歯するしかないのでしょうか?
“原因を特定して、その原因を排除するのが医学の原点で、もしそれが100%可能であれば
病気は100%治癒するはずです。しかし、現実の治癒率が70%?程度だということは、原因が
特定できないか、特定できても排除できないかのどちらかです。”という回答そのままで、
最後の部分「排除できない」という部分でお困りのようですね。
器材の限界、根管が曲がっているとか閉鎖しているなどの解剖学的理由で全ての歯が治療
できる状態ではありません。ただし、治療可能かどうかは担当医の技術や熱意に大きく左右
されますので、簡単にあきらめるには早すぎるようにも思います。特に右下5番のように
比較的単純な歯根形態の歯で抜歯になるようでは、まして三叉神経痛の疑いという逃げ道ま
で勝手に作ってしまうような姿勢だと多くは期待できません。