日付、時間:Tue Aug 31 13:30:40 Japan 1999
氏名: E.K
所在都道府県:東京
職 業:会社員
年 齢:29歳
性別: male
かつては貴重な戦力 |
エチオピアで発見された250万年前の猿人 アウストラロピテクス・ガルヒ このアゴの形なら智歯が萌出するスペースは十分! |
ご意見・ご感想:
このような質問ができるページがあると助かります。
メールアドレス: ekiryu@tky3.3web.ne.jp
ホームページURL: http://
かつて親知らず(智歯)は、第3大臼歯として重要な役割があったと考えられています。
人類の進化にともないアゴの形態が変化して、最後に萠出する親知らずの生えるスペース
が失われてしまいました。それと同時に、親知らず自体も退化して形態や歯質も“出来そこない”
状態になっています。親知らず自体存在しないケースや存在しても萠出できないまま生涯を
終えることも珍しくありません。また、仮に萠出しても歯質が弱いのでムシ歯になりやすく、汚れも
貯留しやすいので炎症の温床となります。
現在でも稀に、歯質も強く正常に萠出して機能している親知らずも存在しますが、その多くは
自らが早期に自滅するだけでなく手前の歯を巻き添えにして崩壊していきます。
ご質問のケースですと、“数年前に少々痛い時期があったような気もします”ということですので
おそらく炎症が存在しやすい状況だと考えられます。従って、親知らずはできるだけ早期に抜歯
して、それ以外の歯を健全に保つことが重要だと思われます。
抜歯の可否は、周囲の状況などを含めて担当医と十分相談の上決定してください。