的確な根管治療、もしくは抜歯だけが根本的な治療方法です。

上顎洞炎

日付、時間:2004年5月5日 0:31  氏名:  e.o   
所在都道府県:  愛知  職 業:  主婦  年 齢: 35歳      性別:  female  

上顎洞炎 質問:
 お忙しいところ、申し訳ございません。なぜ、こんなに苦しまなくてはいけないのか。 自分の虫歯のせいか、それとも、これは医療ミスか。わからず、先生のご意見をいただけ たら大変ありがたく存じます。

4/27(火)左上6の歯根治療中、鈍い痛みがあり、うがいをすると、鼻からどばっと 出血。歯科医に言うと、「え、本当ですか?」と、あわてながらも、冷静を装い、次のこと を説明しだしました。

  1. 軟骨と上顎洞に突き抜けてしまった。
  2. 薬とセメントをつめたから、口からばい菌が入ることはない。 
  3. 抗生剤(クラビット)2日分飲んで様子をみたい。ほとんどの場合自然に塞がるから、 問題ない。母乳に薬がでるから5日ほど、母乳は、赤ちゃんにあげないで。
  4. 穴が塞がったら、その部分の歯根を抜いて、ほかの2本の歯根を支えにして歯を作りましょう。
4/28 乳腺炎になり、産婦人科でフロモックスとダーゼンを処方してもらう。
「クラビットって、鼻に効くか?胎児には、よくないけどな。かわりにこちらを飲みなさ い」と、産婦人科医は、言っていた。頭痛、発熱、上顎洞の痛み、眼痛、倦怠感、立ちくら み、寒気、血まじりの鼻水、急な断乳による赤ちゃんの夜泣きで睡眠時間1時間。このよう なつらさが3〜4日続く。

4/30 総合病院の口腔外科を受診。産婦人科で出された薬を追加して、飲み続けるよう 指示される。レントゲンの結果、上顎洞炎で、炎症が見られる。おそらく抗生剤で散らせる とは思うが、ひどくなると蓄膿症の手術をする。今はなんともいえない。5/6に再受診す るように。

5/4今現在は、上顎洞に軽い違和感を覚えます。鼻水に血が混じることは少なくなってき ました。穴を開けた歯科医は「こんなこと、たいしたことありませんよ」と、いってますが、 私はふらふらです。一言だけでも、謝ってもらいたいと、思う私は間違っているのでしょう か?
よくある事故なので、私が自分でいろいろな治療費も払って、自分で痛みを耐えねばならな いのでしょうか?
大変恐縮ですが、先生のお考えをお聞かせ願えましたら幸いに存じます。どうか、よろしく お願いいたします。

回答
 リーマか何かが、上顎洞に突き抜けたみたいですね。 上顎臼歯部の根尖と上顎洞は薄い骨1枚、場合によっては粘膜1枚で隔てられているケース も多いので、突き抜けたこと事態珍しいことでもないし、それを医療事故というには無理が あります。また、突き抜けただけでは炎症を起こすこともなく、まさに針で刺しただけの ケガ程度の傷害です。
 現在の不快な症状は、根管治療自体が上手くいっていないから起こっている炎症です。 その問題の根管治療の平均成功率が50%という現状の下で、炎症を起こした or 炎症が治ま らないという日常茶飯事の事態を医療事故というかということにも疑問を感じます。

 それよりも、もっと的確な根管治療をしてくれる歯科医を探して治療した方がいいと思い ますよ。今のまま治療を続けていても、治らない可能性が高く、最終的に抜歯になってしま うような気がします。ちなみに蓄膿症の手術なんてとんでもない! 的確な根管治療、もし くは抜歯だけが根本的な治療方法です。