日付、時間:2004年5月18日 13:18
氏名: T.H
所在都道府県: 愛知
職 業: 主婦
年 齢: 40歳
性別: male
質問:
虫歯治療中に左頬にしこりができ、様子を見ていたところ改善されず口腔外科の受診を
勧められました。痛みはありません。気が付いてからは約半年経ち大きくも小さくもなり
ませんでした。レントゲン、CT、MRIの検査の結果、腫瘍のようなものがあるのは間
違いないとのことで、口腔内から生体検査を行いましたが、はっきりと良性のものだとは
わかりませんでした。がん細胞は認められませんでした。
生体検査の後、自分としては頬の腫れが引きしこりがなくなったように思います。が、
医師はメスを入れたことでしこりの場所が動いたとの見解です。相談したいことは、主治
医は手術を行い患部をとり腫瘍全体を検査して安心したほうが良いのではないかとのこと
ですが、全身麻酔にて一週間の入院が必要との説明に、家庭の事情などを勘案すると、悪
性のものでなければ手術は必要ないのではと思います。お忙しいところ申し訳ありませんが、
よろしくお教えください。
頬の腫瘍ですか、珍しいですね。私も口腔外科出身ですがちょっと想像がつきません。
悪性ではないということで一安心ではありますが、それでも悪性転化の可能性は残されて
います。ご自身の都合と判断で手術を無期?延期するのは自由ですが、専門家の立場から
放置しておいて良いという進言は絶対にできません。それは、色々な経験の中から“万が一”
をついつい想定してしまうからです。
全身麻酔の手術となるとどうしても術前検査と管理が必要ですので、どうしても1週間が
最低の入院単位となってしまいます。逆に考えるならば、1週間の入院といえば、あくまでも
良性を前提とした手術だともいえます。良性といえども腫瘍である限り、手術となれば全部
摘出が基本です。従って放置して大きくなれば頬全体を切り取ることにもなりますので早め
の方が何かと無難ではないでしょうか。
ちょっと引っかかる点は、上記の話は腫瘍であることが前提です。“虫歯治療中に左頬に
しこりができ”ということで、根っこの治療による炎症性の腫れ物であればそちらの治療を
優先すべきですが、その辺の因果関係がちょっと不明瞭です。
回答:
少なくとも悪性の腫瘍ではなさそうですので、しばらく経過をみられても良いでしょう。
生体検査を行なったのですから、良性であれ腫瘍かどうかはハッキリしているはずなんですが、
どうも説明があいまいですね。