根管治療の予後は、根管治療および根管充填の完成度に比例して決まります。

やはり歯根の病気?

日付、時間:2004年5月19日 23:02  氏名:  Y   
所在都道府県:  東京  職 業:  主婦  年 齢: 27歳      性別:  female  

やはり歯根の病気? 質問:
 はじめまして。小鼻横の痛みについての質問です。
小鼻の左横あたりを指で押すと、軽い痛み(違和感)を感じます。ちょうど左上犬歯の 付け根あたりだと思います。ちなみに、犬歯やその両隣の歯は、外傷のため、根管治療 をしております。
 この痛みは、根管治療終了後、1年くらいしてから出てきました。その頃は、犬歯を指 でたたくと痛いという症状もあり、根の病気かと思って、歯医者へ行きました。しかし、 レントゲン上、異常は発見できず、歯茎の状態も大丈夫だと言われました。それから、 更に1年が経過し、現在に至ります。

 現在は、当時ほどの痛みはなく、犬歯を指でたたいでも痛くありません。小鼻横の痛 みも当時よりも軽くなっています。歯茎を直接押した場合は、犬歯の付け根あたりが軽く 痛いことがありますが、いつも痛いわけではありません。痛かったとしても、触っている うちに痛みが消えてしまう。そんな状態です。もちろん、歯茎に腫れはありません。
以上のような症状の場合、痛みの原因は、やはり歯根の病気以外には考えられないのでし ょうか?
痛みがかなり軽くなってきたとはいえ、完全に消えたわけではないので、やはり心配です。 このように、自覚症状が少なくても、すぐに再治療を行う必要があるのでしょうか? 分かりにくい説明かもしれませんが、アドバイスいただけると助かります。 よろしくお願い致します。

感想:
 他の方の質問、それに対する先生の回答、たくさん拝見させていただきました。とても 参考になります。良い歯医者さんがすぐに見つかれば問題ないのですが、現状はなかなか 難しいです。その為、自分が通院している歯医者さんだけでなく、このように、疑問を聞 いていただけることは、とてもありがたいことだと思います。

回答
 おそらく根尖病巣だと思います。根管治療の予後は、根管治療および根管充填の完成度 に比例して決まります。“レントゲン上、異常は発見できず”症状も軽微ということのよ うですので、根管治療の完成度もそこそこ完成度の高い部類に入るのかもしれません。

 大臼歯のように複雑な根管であったり、前歯でも破折リスクを伴うような金属ポストが 入っている場合には“その程度の違和感”だと無理して治療することをためらいますが、 犬歯で破折リスクが少ないようだと再治療を試みる価値はありそうに思います。但し、 今以上の完成度が期待できる歯科医に治療してもらうことが前提です。下手な歯医者に 治療してもらったら、かえって悪くなる可能性もありますので歯医者選びは慎重に。