日付、時間:2004年5月20日 1:20
氏名: k
所在都道府県: 愛知
職 業: 主婦
年 齢: 35歳
性別: female
質問:
はじめまして。両上顎洞炎をおこし、今後の治療について悩んでいます。先生の御意見
をお聞きしたくてメールさせて頂きました。
現病歴:
4月初旬黄色~黄緑色の鼻汁貯留、後鼻漏あり耳鼻科受診。両上顎洞炎と診断(xーp上両
上顎洞真白な状態)。クラリス内服開始。その後口外受診。右67デンタル副鼻腔のCT施
行。右上顎洞内に白く球形(1センチ大)のものあり、位置的に右上67の歯根の上部に
あるとのこと。左上顎洞内はクリア。
*右上67共以前に根管治療済み。7は根管の形は見えるが、6は全く見えない。両歯と
も歯根先端が上顎洞内に出ている状態。左上6は根管治療を何度かしているが閉塞してい
る。歯根先端は上顎洞内に出ている。両側8は抜歯していない。
現在の症状:
クラリス内服中にて鼻汁はないが、左頬部異和感、右上67付近から上方に突き抜けるよ
うな鈍痛、歯肉痛あり。咀嚼、含嗽時右鼻腔から無色透明な鼻汁あり。
口外DRアセスメント:
右上顎洞内に小さな粘膜の腫脹があるが、原因不明。歯槽膿漏で唾液が上顎洞の粘膜に貯
留する事もあるが...。経過見て大きくなるようなら外科的にOPするしかない。
歯科治療の経過(大学病院歯内科に通院):
以前より左上56間の頬側歯肉に膿胞あり、既に頬側に穿孔していた。
H14 7か月左上56根管治療施行。6の根管2本閉塞。残1本も途中までしか開通
せずも腫脹は軽減。右上6は時々歯痛あり。
H15.5~11月 再度同部位に歯肉腫脹あり。左上5抜歯(もともと歯列からはずれ内
側にあり、咀嚼に関係ないからと勧められ)。抜歯後左上顎洞炎をおこし内服。その為歯内科
の治療中断。この時右鼻翼,鼻根部圧迫感あるも左上顎洞炎の放散痛だと言われていた。
H16.1月 左上6再度根管治療するも、閉塞状態変わらず。左側治療終了後右上6
の治療をというDRアセスメントだった為、結果的に右上6はずっと放置状態だった。口外DR
は”歯根先端まで炎症が進めば、上顎洞の粘膜全体に波及する。きれいに球形になる事はあ
まりない。様子をみるしかない。”と言われます。もともと通院していた大学病院の歯内科
のDRは、”上顎洞炎は歯が原因ではないと思う。耳鼻科DRは、歯が原因だと言われたの?次
々に冠をはずすのもちょっと...。”と、なんの科学的根拠もないのに歯性上顎洞炎を完
全否定し、無責任な姿勢なのです。2年近くも通院していたにもかかわらず、最悪な状態に
なってしまい腹立たしく又信頼できる歯科DRもみつからずどうしたらいいのかわかりません。
先生の御意見をお聞かせ頂けたらと思います。
また是非1度先生に診察して頂きたいとも思ってます。
(文章が長く分かり辛い点もあるかと思いますが、どうか宜しくお願いします。)
治療できる状態にあるのかどうか、かなり難しい状況にあるみたいですが、原因は6・7
番の根管治療だと思います。歯医者がちゃんと歯を治さないから、耳鼻科の先生に迷惑をか
けているような感じがします。もっとも、わずかな確率で、その反対の可能性もあるかも知
れませんが…。
回答:
診るということは、結局該当する歯の根管治療を全て試みるということになりそうです。
1日では無理です。せいぜい片側づつ最低2回の来院は必要のように思います。