抜歯に際して全身麻酔で行なうのは、年齢的な要素が大きいと思います。

過剰歯について

日付、時間:2004年6月1日 11:12  氏名:  K   
所在都道府県:  神奈川  職 業:  主婦  年 齢: 33歳      性別:  female  

過剰歯について 質問:
 過剰歯についてなのですが・・・
6歳の娘は4ヶ月前に1の部分の乳歯(2本とも)抜歯しています。永久歯と並ぶ用に同じ 位の過剰歯が2本あった為とぐらついていたので抜歯しました。ですがまだ生えてきません。 夏までに過剰歯ともに生えてくる可能性は低いと言われています。 夏に全身麻酔で手術と言われています。
全身麻酔での手術とはどのようなものですか?
入院になるのだとすると通常何日位かかるものなのでしょうかそこまでしなくてはいけない のでしょうか?

回答
 過剰歯と永久歯の位置関係によっては、永久歯の萌出障害となったり歯列不正の原因にもな りますので抜歯が適切な選択であるケースは比較的多いと思います。実情を知らない私に抜歯 の可否をどうこう申し上げる立場にはありませんので、担当医の診断を尊重したいと思います。

 その抜歯に際して全身麻酔で行なうのは、おそらく年齢的な要素が大きいと思います。大人 もしくは高学年の児童であれば、おそらく局所麻酔で行なうべき状況だろうと思います。しか し、手術の意味を理解して痛みや恐怖に耐えることができないであろう幼児の場合、永久歯を 傷つけないよう位置関係を確認しながら神経を集中して行なう手術を局所麻酔で行なうことは 非常に困難であると判断されます。
 全身麻酔自体にリスクが全く無いとはいいきれませんが、麻酔専門医の下で行うはずですので 過剰な心配は無用かと存じます。アメリカでは親知らずの抜歯を全身麻酔で行なうのが常識の ようです。

 入院はあくまでも、麻酔の為の術前検査と術前管理のためですので、手術の前日もしくは 前々日からになるでしょう。入院期間は、これまた病院の込み具合にも大きく左右されると 思いますが、最大で1週間程度が目安です。そこまでして抜歯が必要かどうかは、担当医の 判断とご家族の理解と価値観が決めることですが、もし抜歯となれば、全身麻酔は適切な治療 方針だと思います。